ショウほど素敵なものはない | 結月美妃の“あれアレこれコレ”

ショウほど素敵なものはない

 結月でございます。

 改めまして昨日、日本美人会のバイオリンコンサートにお越し下さった皆様、ありがとうございました。

 本物のバイオリンの音色を初めて聴いたという方もたくさんおられ、クラシック音楽をほとんど知らなかった方もまたコンサートをしてほしいという声も頂いたりしました。またいろいろな企画を考えてみたいと思っております。

 演奏会というのは奏者が大切というのはもちろんですが、しかしそれ以上に観客が作るものでもあるんです。いいお客さんがたくさん来場されると、やはり奏者も気合が入る。その相乗効果というのが演奏会では大切なんですね。

 そう考えると、ふたりの奏者が見事な演奏を披露できたのは、とてもいいお客さんに恵まれたからとも言えそうです。

 昨日の会場は、室内楽用の小さいところだったので、奏者の息づかいまでも感じられるほど迫力がありました。大きなホールだとどうしても臨場感が薄れてしまうんですね。そういう意味で、一流の奏者の演奏を間近で見られるというのは貴重だったかもしれません。

 しかし、昨日の演奏は見事でした。あんなすばらしいクロイツェルはそう聴けるものじゃない。あれこそがベートーヴェンの音楽だと思いましたね。すばらしかった。

      $結月美妃の“あれアレこれコレ”-コンサート様子

   (ベートーヴェンを熱演する佐久間さん、そしてピアニストの西村さん)

          $結月美妃の“あれアレこれコレ”-コンサート様子2

   (進行役のわたし。実は写真が死ぬほど恥ずかしいが立場上・・・)

 主催する立場としては、いいお客さんに恵まれて、奏者が見事な演奏をすることほどうれしいものはない。マリリン・モンローの映画に『ショウほど素敵なものはない』というミュージカルがあったけど、そのタイトル通りだと思う。

 ところで、わたしは昨日、コンサートが終わってから、ステージマネージャーを務めた男と夜中の2時ごろまでシベリウスの交響曲第1番を大音量で聴きながら赤ワインを飲んでいた。

 うぅ~! シベリウスの1番はやっぱ何度聴いてもシビれる・・・!

 シベリウスは全部で7つの交響曲を書いているけど、どれが一番いいかって訊かれたら、わたしは迷うことなく第1番って答える。

 メチャクチャ、カッコいいですよ。あの曲は。聴いたことがないひとは、ぜひCDを買いに行ってほしい。

 コンサートでは2番や5番が演奏されることが多いような気がする。でも、断然、音楽としての傑作は第1番だと思う。小難しいことは抜きにして、第1番には圧倒的な魂を感じますね。

 そんなシベリウスの1番を聴いているとエキサイトしてワインを飲みすぎてしまったんだけど、昨日のバイオリニストの佐久間さんは、シベリウスの1番みたいな曲を弾かせてもうまいに違いない。そう思うと、

 よし! 今度はシベリウスのバイオリンコンチェルトをやろう!

 と、思い立つ。

 しかし、コンチェルトはオーケストラバックがいいけれど、それは規模が大きすぎるので、まあピアノでやってもいい。

 と、またもやわたしの妄想が膨らむのです。

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