第6回です。
https://www.1101.com/n/s/yuzuru_hanyu2024_jp/2024-03-06.html
羽生
たとえば、4拍子の音楽が流れていて、16番目の拍で曲が止まりますってなったら、たしかにそこで止まることはできるんです。ただ、そこまでくりかえしてる4拍子の1拍ずつのアクセントで止まれるか、強弱がつけられるかっていったら、フィギュアスケートはできないんですよ。ツッ、ツッ、ツッ、ツッ、といちいち止まることはできないんで。
でも、それをちゃんと表現したいと思ったら、練習しなきゃいけないんです。技術を新たに開拓しなきゃいけないし、どういう表現をしたらそこに動きをつけられるのかということを考えなきゃいけない。
で、「それが必要か?」って言われると、フィギュアスケートは、そこまで求められてないんですよ、きっと。
糸井
いや、すごいですね、その考え方は。というか、羽生さんはそこに気づいてしまったということなんですね。
そこに気づいてしまったからこそ、表現の幅が広がったのでしょう。
ランキング参加してるんで