清々しいスポニチのコラムです。
執筆は杉本亮輔記者です。
4回転半がある未来へ 羽生結弦が歩む不屈の道
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2021/10/21/kiji/20211021s00079000415000c.html
小海途良幹は、その表情を見て撮影のポジションを変えた。滑走スピードが普段より速いと感じた大和弘明は、ペンを握る手が震えるのを認めた。
今から半年前の4月17日、丸善インテックアリーナ大阪。フィギュアスケート世界国別対抗戦のエキシビジョンに向けた練習でのことだった。
(略)
何度、氷に体を叩きつけられようとも立ち上がり、また跳んでいるのだろう。失敗を成功に変える、理想のバランスを求めて。
コンディションがいい日もあれば、悪い日もあるだろう。その日できることに全力を尽くす。不可能は可能になると信じて。
きっと今、この瞬間も、リンクの内外で全てを注ぎ込んでいるに違いない。
4回転ルッツと4回転半の基礎点の差は、わずかに1点。ハイリスク・ローリターンな現状を知った上で、譲れない究極の目標を追う。
天高く舞い、鮮やかに地へ。
不屈のアタックが実を結ぶ瞬間は、確実に迫っている。
4回転ルッツと4回転半の基礎点の差は、わずかに1点。
この合点がいかない基礎点についてはここでは省略します。
その瞬間を。
現場を見守る、その多くのメディア記者さんやカメラマンさんと共に「不可能が可能になる」瞬間を心待ちにしたいと思います。
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