スポーツジャーナリストの後藤英文氏のコラムです。
厳しい世界での勝負選んだ羽生結弦選手
(共同通信社より抜粋)
五輪連覇で、本来なら「現役引退」ということが頭をよぎってもおかしくない。
フィギュアスケートは五輪や世界選手権でしのぎを削るよりも、プロスケーターとしてアイスショーに出る方がよほど精神的にも楽である。プレッシャーのかかり具合が全く違う。
ましてや“五輪2連覇”の箔が付けば「客を呼べるスケーター」としてショービジネスの世界で引っ張りだこになるのは言うまでもない。
ところが、彼は厳しい勝負の世界にとどまった。そして技術的にも、さらに高みを目指すことに決めた。23歳の次の目標は世界初の「4回転半ジャンプ」である。アクセルは6種類のジャンプの中でただ一つ前向きに踏み切るため、半回転多い。
羽生選手が今年中に4回転半ジャンプに成功すれば、30年ぶりに半回転、40年ぶりに1回転追加ということになる。ユーチューブには、かつて遊び半分で4回転半にチャレンジした映像もある。ほぼ4回転半を回り、惜しくも着氷で転倒している。
案外あっさり成功させるかもしれない。ただ、焦りは禁物だし、4回転半ジャンプに成功しても演技全体が十分な出来でなければ、完璧を目指す本人も納得はしないだろう。
まずは右足首の故障をしっかりと治し、平昌五輪での激闘の疲れを十分取り除くことだ。万全の体調に戻せば、結果は自然についてくる。
正直、うちらも平昌で引退だと思っていました。
その後のことは、想像も出来なかったし考えたくもなかったですよね。
いつものようにアイスショーに出演してくださり、来季に向けて調整をされているわけです。
うちらに、またワーワーキャーキャー言う場をプレゼントしてくださること。
そして4回転アクセルに挑んでくださること。
改めて、親分ありがとう!!
そして画面撮りを再び持ってくる

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