今朝のスポーツ紙より。孤独と犠牲の上に。 | まどでんきがかり。羽生結弦選手全力応援
スポーツ紙、ナニを買ったら良いか分かんないけど、とりまこれは読みたいえーん



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羽生結弦「僕はアイドルじゃない」孤独と犠牲の上に涙の66年ぶり連覇

(スポーツ報知より抜粋・高木恵記者)


演技構成は当日の朝に決めた。サルコーとトウループの2種類4本の4回転。難易度の高いループは回避した。
「自分が本気になれるプログラム」を追求してきた。挑み続けることが性分だが、それ以上に勝利にこだわった。
「跳びたいとか跳びたくないとかいう以前に、何より『勝ちたい』だった。勝たないと意味がないので、この試合は。これからの人生でずっとつきまとう結果。本当に大事に、大事に結果を取りにいった」

 作戦は奏功した。映画「陰陽師」の音楽で演じる「SEIMEI」に乗せ、冒頭のサルコー、続くトウループはともに最大加点の3点を引き出した。ソチ五輪のフリーでは2度転倒したが、この日は8本のジャンプすべてを着氷。
最後の3回転ルッツは着氷が乱れたものの、痛めていた右足でこらえ「右足に感謝しかない。ソチ五輪のときは勝てるかなっていう不安でしかなかったけど、今回は何より自分に勝てた」。
故障明けで4か月ぶりの実戦というハンデを乗り越え、冬季五輪の個人種目で日本人初の連続金メダルに輝いた。

 昨年11月のNHK杯前日練習で右足首を負傷。この1か月は痛み止めを服用しながらギリギリの調整を続けていた。韓国入りの1週前には薬の強度を上げた。戦いを終え、口にした。
「本当に大変だったので。思ったよりも」。最初の診断は靱(じん)帯損傷。1か月後には腱(けん)と骨にも炎症があることが発覚した。2か月も氷から遠ざかり「体力よりもスケートに乗ることの不安の方が大きかった」。
氷上へ戻ったのは年明けだった。最初の日はスケート靴を履いて氷の上に立っただけ。翌日は軽く滑っただけ。もう一度痛めれば連覇の機会は奪われる。慎重に進めていくしかなかった。

 陸上でジャンプのフォームとイメージを固めることに注力した。恐怖心はあった。3回転を跳び始めたのは3週間前。4回転は2週間から2週間半ほど前。得意のサルコーは、右足を体にうまく引きつけることができずに2回転でも苦戦した。
4分半のフリーを滑りきるスタミナも不安要素だった。陸上ではチューブを使ったトレーニングを中心に筋力を維持した。右足に負担がかからないようにしながら、陸上で曲かけを繰り返した。関係者に「4分半持つ体力はつけてきたから大丈夫」と告げた。

 2011年3月11日、地元・仙台での練習中に東日本大震災に遭った。スケート靴のまま、泣きながらはって外に逃げた。自宅は半壊し、家族で避難所暮らしも体験した。リンクが復旧するまでの4か月は、60公演ものアイスショーに出演しながら練習を続けた。「あれ以上に苦しいことも悲しいこともない」。たくさんの応援に触れた。だから自身のスケートはいつも、周囲への感謝の気持ちが源になっている。

 ソチ五輪以降は、リンク外でも注目を集めるようになった。週刊誌に追われることも増えた。戸惑った。「僕はアスリートなんですけど。スケートしたいだけなんですけどね。スケートとプライベートって全く関係ないし、僕はアイドルじゃない。まあ、そのうち人気はなくなるんで大丈夫ですけど。現役のうちだから」。そう漏らしたこともあった。孤独を覚えることもあった。どんな時も、スケートが支えだった。

 12年に拠点をカナダ・トロントへ移した。自宅とリンクを往復する日々は今も変わらない。コンサートにもスポーツ観戦にも出かけたことはない。昨季のSP、プリンスの「レッツゴー・クレイジー」で、観客との一体感を味わった。しかし観客として、その興奮は知らない。
「コンサートもライブも行ったことがないので分からない」と笑った。スポーツの現場に足を運んだのは、J1仙台のキックイン(始球式)とプロ野球・楽天の始球式だけ。犠牲にするものも多かった。スケートで勝つことに全てを費やしてきた。

 「前人未到」という言葉が大好きだ。
「圧倒的に勝ちたい」「劇的に勝ちたい」が口癖だ。今大会日本の金メダル1号は、冬季五輪通算1000個目の金メダルでもあった。「スケートを愛しているし、すごく幸せ。僕が一番大切にしている大会でまた、金メダルを取れたことを誇りに思う」。故障だらけの4年間を、強い気持ちで乗り越えてきた。新たな羽生伝説の誕生だった。(高木 恵)




昨日の報知のおさしん。
これ、一生忘れないえーん

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今日も 感動を噛みしめたいですね。


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