子どもを亡くす。
こんな強烈な体験はありません。
子ども達は双子です。双子の男の子と女の子。
心の結びつきはとても強い。
その男の子を２１歳の時に亡くしました。
突然死。こんなに早く逝ってしまうなんて…
亡くなった時、彼は県外で父親とともにいて、これも県外にいた娘とともに駆けつけました。
そこで不思議な体験をしました。
それは蓮華の花の蜜の匂い。
彼の周りには、蓮華の花の蜜の匂いが漂っていたのです。
一瞬で、
「ああ、彼は人生を全うしたのだ
」
」と悟りました。
それから実家に連れて帰るまで、その香りはいつも彼が立っているであろうところに漂いました。
悲しいけれど誇らしい。
そんな気持ちになりました。
でも、実の息子の死を心底悲しめない自分を、なんと薄情な母なのだろうと呪いました。
数年後、小林しょうこさんのノート講座で
「私が感じたままを信じればいい。」
と思うまで、その思いは心に残りました。
息子はとても繊細で賢く優しい子でした。それゆえに生きづらさを抱えていました。
私は、いろいろ声かけをしていましたが、行き詰まり、見守るしか出来ませんでした。
今思います。あの頃私がヒーリングと出会っていたらと。
ただただ見守って、ヒーリングを送り続けていただろうなと。
子を亡くした母の繰り言です。
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