ある知育のパンフレットを見たとき、「そう、そうなんだ。私が子どもたちに身につけて欲しいことは…」


意欲的な探究心、創造的な思考力、やり遂げる集中力、コミュニケーション力


そして、それらを身に付けてこそ、問題解決力が備わるんだと…


それが、おとなになって、どんなにか役に立つか、今の私にはよくわかるのです。


昨日、その教室を運営されている社長の、お話をうかがう機会に恵まれました。


ブロックを使っての知育なのですが、先生は情報と体験を教えて、後は全て子どもが考えて作る


1歳児2歳児と小さな子どもたちからでも、やることが面白い遊びだったら、


歩き回っていても、必ずその場に戻ってくるそうなのです。1回のレッスンは50分。


小学校2年生までは、1回完結式の遊びで、1つの問題で正解がいくつもあるのも、面白かったです。


私は、ただ、すごい、すごいと感動していましたが、


実際の習い事として、他の習い事のように、今日の成果が今日感じられない知育なので


限られた家庭のお子さんたちだけのものになっていることも、事実のようです。


エアクレイドル保育園のこどもたちにも、この力を身につけてもらいたい。


1、2歳児からでも可能なんだ。ずっと、大きくなるまで、熱中できる遊びなんだ、と


希望の光が見えた1日でした。




私は、10時の散歩に、なかなか同行できません。


たまに付き添うと、室内では見られない行動や表情が見られて、とても新鮮でした。


夏場は、8時頃に登園する子どもたちと、めだかの餌やりや花壇の水撒き


時間が許す限り、外で子ども達と過ごしています。


最近は、希望者を募って2人ずつつれて、近所へミニ散歩に行っています。


「エイエイ、オー」と掛け声をかけながら…。信号の赤は「止まれ」、青は「進め」を言いあいながら…


焼き肉店の看板のお肉やサラダをエアもぐもぐしたり、やよい軒のショーケースの料理を見たり


「こんなことが、楽しいのか」と、忘れていた童心を取り戻す時間でもあります。


朝はバスを待つたくさんのおとなの人や、駐輪場のおじさんやガードマンのおじさんに出会います


最近は、声をかけてくださったり、子ども達も挨拶ができるようになって来ました。


ちょっとした坂を「ダッダッダッダー」と駆け降りたり、車止めを平均台のように歩いたり


本当に、ちょっとしたことでも遊びに結びつけて行く、子どもの発想力。


必ずしも、高価なおもちゃは必要ないんだなあと、痛感しています。


本当は、全員と交代で出かけてみたいのですが、8時45分からの子ども達のスケジュールはいっぱい


私と付き合っている暇はないようです。



「噛む」、保育園を開園して、初めて知った事実でした。


1、2歳児を抱える保育園では、必ずあることで、頭を痛める問題でもあるのですが、


1歳半から2歳半までの子どもが、お友達を噛んだり、自分を噛んだりするのです。


言葉で自分の気持ちを表せない、欲求不満の表れが原因だと言われていますが、


ニコニコしながら、お友達をガブリ、という場合もあり、そんな事件が起きる度に、


「どうしたら…」と、先生方と頭を悩ませています。


こどもたちの素早さは、隣に先生がいても止められないくらいで、


ましてや、喧嘩しているわけでもなくガブリですから、噛まれた子が泣いて


先生が慌てるパターンが多いのです。


噛んだ子が悪いのではなく、見守る保育者の責任なのですが、


一応「噛むことは、いけない」「お友達が、痛いと泣いている」と、言って聞かせているのですが


ぺこりと頭を下げて、ニコッ。「わかっているのかな?わかってないよねぇ」と、先生。


認可外保育園は、この月齢のお子さんが多いわけですから、


永遠のテーマになりそうです。