選曲の方法・大切なこと【吹奏楽】 | ぴーこ|吹奏楽部選曲アドバイザー

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選曲に悩む吹奏楽部員のためのブログを書いている「ぴーこ」です。10年間の吹奏楽・マーチング・指揮者経験の中で、選曲に悩む機会がたくさんあり、同じ思いをしている皆さまの助けになればとブログを立ち上げました。皆様の選曲、サポートします!

続々と新しい楽譜が出版され、選べる曲は増えていく一方、選択肢が増えると迷いや悩みが出てくるのも事実。

曲が多過ぎると、自分たちのバンドが本当に求めている曲が埋もれてしまったりもしますよね。



そんなお悩みを抱える吹奏楽部の皆様へ、私が指揮者時代実践していた選曲の方法をお伝えいたします看板持ち






本記事では以下の内容をご紹介いたします。


【吹奏楽】​間違いなし!選曲の5STEP


 

STEP1:用途を考える
STEP2:Let's 曲探し
STEP3:編成との照らし合わせ
STEP4:難易度と練習期間
STEP5:曲の決定!

それではさっそく具体的な方法をご紹介します↓




​STEP1:用途を考える


今から選んでいく曲はどのような場面で演奏する曲でしょうか。

また、聴いてくださる人はどんな方ですか?


コンクールなどの評価される場であれば、そのバンドの強みが活きる曲。

地域のイベントでの演奏であれば、老若男女が知る曲など。

選曲もTPOに合わせて行っていくことが大切です。


また、音楽は聴いてくださる人がいて成り立つものです。

奏者側も聴いてくださる人が喜んでくれた方が嬉しいですよね。

自分たちが演奏したいと思えるものを選ぶことも大切ですが、届ける相手のことも考えて選曲するとより満足度の高い本番になるでしょう。



​STEP2:Let's 曲探し


STEP1で選びたい曲のイメージがふんわりと決まったら、さっそく曲を探していきます。


はやくない?!と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、イメージをガチガチに固めてから曲探しに入ってしまうと、なかなか良いものが見つからなかったりするのです…

あまり難しくは考えず、柔らかい頭のまま楽しく曲探しに入っていきましょう〜



曲探しにはもっぱら「YouTube」を使用しています。

今はYouTubeでなんでも聴けますからね。

すごい時代ですキメてる


団体で所有している楽譜から選んだり、関わりのある団体さんの所有している楽譜から選んだりして、YouTubeで音源を聴きます。

流行りのポップスを探したい場合は、音楽配信アプリからアーティストの曲を聴いて、吹奏楽版の楽譜が販売されていないか探したりもします。



また、私はこのSTEP2は奏者に任せることも多くありました。

奏者の「この曲やってみたい!」という気持ちも大切ですし、1人でやっていると似たような曲ばかりを選んでしまうこともあるからです。

ただし、STEP1で決めた雰囲気は事前に伝えた上で。です。



STEP2では「この曲かっこいい!素敵!演奏してみたい!」という素直な気持ちで複数の候補曲を挙げていきましょう〜!




​STEP3:編成との照らし合わせ


曲の候補がたくさん出たところで、少し現実的な部分を考えます。

それは編成についてです。


少人数のバンドがパート数が多い楽譜に取り組むのは至難の技…

かつて私も15人のバンドを指揮していたことがありましたが、足りないパートを他の楽器で演奏してもらったり、管楽器の子に打楽器をお願いしたり、それでも足りないところは万能楽器ピアノでカバーしたりして、なんとかやりくりしておりました…


それでも編成の関係で出来ない曲ってあるんです。

そして、無理やりアレンジして完成させてもイマイチな出来になることもあります。


本番までに質の高いものになるよう、編成と照らし合わせて候補を絞っていきましょう。



​STEP4:難易度と練習期間


選曲で見過ごせないのは奏者の技術問題。

このパートは比較的技術が高いだとか低いだとか、学生のバンドにはよくあることです。


多少の無理であれば成長に繋がるかもしれませんが、初心者だらけのバンドが難曲に挑戦するのはとてもハードです。

奏者のモチベーションを下げることにも繋がりかねないので、バンドのレベルに合った選曲を心がけましょう。



また、本番までの練習期間がどのくらいあるのかという点も重要です。

短い練習期間で複雑な曲を仕上げるのはパワーがかかりますし、長い練習期間があるのにあまりにシンプルな曲を演奏するのも勿体無い気がします。

取り組みがいがある選曲はバンド全体のレベルアップにも繋がります。





​STEP5:曲の決定!


ここまで来たら曲がかなり絞れてきたのではないでしょうか。

いよいよ曲の決定です。


条件的にはふさわしい曲が残っていると思いますので、あとは「好み」「バランス」です看板持ち


より多くの奏者が演奏したいと思うもの(好み)。

そして、複数曲を演奏する本番の場合、プログラム全体の構成を考慮します(バランス)。


私はよく奏者にアンケートを取り、上位曲の中から組み合わせの良い曲に決定していました。

アンケートを取ることで、自分達で決めたという責任感も出て、練習にも身が入るようになります。


あとは練習あるのみです!!!






いかがでしたか?

本記事では「吹奏楽部の選曲の方法」を5STEPで紹介いたしました。


吹奏楽の奏者だけではなく、指導者側の皆様にもぜひお役立て頂ければと思います。

もし選曲でお悩みの方がいらっしゃいましたら、コメントでご相談くださいにっこり

(その他のコメントも大歓迎です!笑)






【今日の1曲】

昨日に引き続き、今日も曲の紹介ができなかったので…



マーチ「ブルースカイ」ですオエー

最近は晴れの日が多いので、こういう爽やかなマーチが聴きたくなりますね〜


ではでは〜笑ううさぎ