松尾大社に行きました。 | 夕空菜月の虹色オアシス

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美術鑑賞、読書が趣味です。
絵を描くこと、詩や文章を書くこと
写真を撮ることを楽しんでいます。

先日、京都の嵐山方面にある松尾大社へ行きました。

夫と車で行きましたが、電車でも行きやすい場所です。

雨が降るか降らないかのお天気でしたが

参拝中はなんとか持ちこたえてくれて

帰る頃に小雨が降り始めました。

 

 

 

鳥居と楼門をくぐると、小さな川が流れていました。

あまり前知識なく訪れましたが、水辺が好きなので

早々に気分が上がりました。

 

 

 

手水舎では亀の口から水が出ていました。

普通、龍であることが多いですが、珍しいですね。

 

 

 

神社のHPで調べてみると、

御祭神は大山咋神(おおやまぐいのかみ)で、

この神様は須佐之男神(すさのおのみこと)の御子である

大年神(おおとしのかみ)の御子だそうです。

スサノオだから出雲系で、亀なのでしょうか。

市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)も御祭神で、

こちらは水の神様です。水の神様と言えば龍も

関係してそうですが。

だとすると、亀と龍が融合しているような神社

なのでしょうか、と考察してみます。

 

神社の向こうには松尾山があり、もともとは

山の神霊を信仰していたのが起源とのことです。

 

5世紀頃に渡来してきた秦氏がこの地方に

移住し、秦氏とのゆかりもある場所です。

 

また、酒造の神様としても信仰されているそうです。

私はお酒はあまり飲めないので、お酒については

興味薄いです。

余談ですが、スーパーのお酒のコーナーを通る時、

ワインボトルのラベルの素敵な絵やイラストに

目が留まります。見るだけで楽しいです。

 

季節柄、風鈴祈願が始められていました。

耳に聞こえる風鈴の音と、目に映る美しい緑と。

紅葉している部分も見られますが。

こちらの風鈴は祈願が書かれていないものを

撮影しました。


 

 

曇り空でも、光が透けているような静かな明るさが

現れている空の様子が好きです。

 

 

 

本殿をお参りして、奥に進むと、亀の井がありました。

水を汲んでいる人がいて、何か水入れを持ってきたら

よかったと思いました。手ですくって少しいただくと

美味しかったです。

 

 

 

その奥には「霊亀の滝」がありました。

滝の音も心地よく、周りの空気も清々しいです。

 

 

 

 

 

本殿のほうに戻って左に進むと

真っすぐな木がすくっと立っていました。

天に向かって一直線な佇まいに惹かれて

しばし立ち止まりました。

 

 

 

左奥に写っているのは「椋の霊樹」です。

紙垂が掛けられているので、こちらがご神木

だと思います。残念ながら大雨により平成5年に

枯朽したそうですが、その名残りが今も祀られています。

手前の木のほうが大きく存在感があったので

このような写真になりました。

立派な根がはっていたのに、木はいつか朽ちるのですね。

 

 

 

小さな磐座を見つけました。

何の説明もなくひっそりと。
単なる岩かもしれませんが、こんな時
霊能力があったらと思います。

 

 

 

白虎のおみくじを買いました。

京都の西を守る白虎に因んでいるようです。

最初に目が合ったこちらの白虎を手に取りました。

可愛いです。

 

 

 

中に入っていたおみくじを取り出すと

大吉でした。

でもおみくじって内容が大事なんですよね。

「ただ今より、来年のことをよく考えて

やり損なわぬように注意しておきなさい」という

言葉が心に刺さりました。

来年は何をするのだろう? 考えます。

こんな調子ですが。

(世の中はどうなっているのやら、そんなことも

思います。)

 

他に有料の庭もありましたが、この日は

時間にあまり余裕がなく入りませんでした。

初めて参拝したので、参拝の所要時間も

わからなかったので。

とても心地良い神社でしたし

近くにある月読神社も気になるので、

またの機会にゆっくり参拝したいと思います。