ロシア絵画に魅了される | 夕空菜月の虹色オアシス

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美術鑑賞、読書が趣味です。
絵を描くこと、詩や文章を書くこと
写真を撮ることを楽しんでいます。

 

今日は、少しマニアックな趣味のお話です。

1年半ぐらい前に、東京で開催されていた

「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティックロシア展」に行きました。

実はロシア美術については全く知識がなく、画家の名前も知らないのに、

宣伝を見ただけで絶対に見たいと、滅多に行かない東京行きを

決めたのでした。

たくさんの絵に魅了されて、本当に、行ってよかったと思いましたが、

ロシア語に馴染みが無く、画家の名前は全く覚えられませんでした。

ロシア絵画の画集は日本では入手しにくいのですが、今年の春に

オンラインストアで購入できることを知り、自粛期間中は出費も

少なかったしと、ちょっと高価でしたが画集を購入しました。

今では数名の画家の名前を覚えることができました。

 

1枚目は、ヴィクトル・ヴァスネツォフがロシア民話の場面を描いた

画集です。とても立派な絵画で、うっとりします。

ロシア民話集の翻訳本も読みたいのですが、なかなか手頃な

価格の新品がないので残念です。ご縁があればいつか

読めると思いますが。

 

ロシアの風景画も好きです。

こちらは、イサーク・レヴィタンの画集です。

外国なのに、郷愁を感じさせてくれます。

 

アルヒープ・クインジの画集です。

表紙は月夜の絵ですが、闇に浮かぶ月や川の光が素晴らしいです。

 

クインジの青も神秘的です。

 

大地と虹の絵も壮大です。

 

クインジの絵は、ロマンティックロシア展では展示されていなかったので

原画を見たことがありません。

いつか原画を見てみたいです。

 

私が好きなロシアの風景画は、印象派に例えることができるかも

ですが、フランスの印象派の絵の光の質とはまた違って

もっと神秘性を感じます。遠くにある世界のようで、なぜか懐かしい

思いに浸ってしまうのが不思議で、それが魅了される理由なのです。

 

ただ、ロシアの画集は印刷技術の問題かわかりませんが

色があまり鮮やかではないです。レヴィタンの絵なんかは

原画を見た時の感動を覚えていますが、画集ではその

感動までは体験できなかったです。

だからこそ、原画を見たいと思う気持ちが強くなります。

物語の絵本の絵は印刷が綺麗なので、画集はもしかしたら

本物を鑑賞すべきと思わせるために、わざと質を落としている

のかもと推測してみたりします。わかりませんが。

 

マニアックな内容なでしたが、読んでくださった方、

ありがとうございます。

 

今日は、朝からずっと雨が長く降っています。

各地の被害がこれ以上大きくならないことを願います。