東方神起ユンホはどのようにして「素敵な怪物」になったのか
時間というのは、誰にも等しく流れるのだが、その受け止め方は相対的なものだ。結局、時間の長短というのは、人によって感じ方がまるで違う。ユンホの兵役の21カ月……素敵な怪物になる過程は、ファンにとって長かったのか、短かったのか。
兵役入りのメッセージ
ユンホが兵役に入ったのは、2015年7月21日だった。
彼は、所属事務所のホームページ上に、2枚の直筆の手紙を公開している。
それは、ファンに向けて、入隊時の率直の気持ちをつづったものだった。
「実は今回、軍隊に行くときも、みなさまにご挨拶したかったのですが、もうユノ・ユンホではなく、人間チョン・ユンホとして、アーティストの夢を見ていた最初の気持ちのように、再び始めて成長してみたくなり……非公開でこうして行くことにしました。また、いろいろな顔を見たら弱くなってしまいそうで……」
そう書いたうえで、手紙の最後にユンホは、「いつも私だけのスタイルで頑張ってきましたが、除隊するときは、より強くて、いっそう素敵な怪物になって帰ってきます!」と付け加えた。
自分自身に新しく挑戦したい
ユンホが、メッセージの中で「怪物」という言葉を出したことに驚いた。
韓国で怪物というのは「クェムル」と言うが、日本で意味する怪物よりも、もっと強い意味がある。
たとえば、日本ではスポーツの世界で特別な成績を挙げると、よく怪物と言われる。新聞の見出しでも、怪物という言葉はわりと出てくる。
一方の韓国で「クェムル」というのは、本当にとてつもない存在のことだ。日本で言う怪物の意味より、さらに強烈な存在感を持っている。
そういう言葉を兵役入りするときにユンホが出したというのは、特別な決意が込められていたからに違いない。
推察すると、「自分自身に新しく挑戦したい」という気持ちが強烈だったのだろう。
彼は音楽の世界で超一流の成功をおさめた。そういう実績を持ちながら、兵役で2年間の空白が生じるときに、自分の今後を見つめ直したいと切に願ったのではないか。
「今までの延長線上ではいけないし、普通に兵役をやって戻ってきてはいけない」
そういう思いが強かったからこそ、「クェムル」という言葉を出して、自ら挑戦する気持ちを明確にしたのだ。
さらに、ファンに対しても新しい自分を見てほしい、という気持ちがあって、「素敵な」という形容詞を付けたのでは……。
常人には想像もできない世界
とてつもなく高い目標を掲げて兵役に入ったユンホ。
普通ではできないことを成し遂げた。
特級戦士に選ばれ、体力と技術でも第一級の軍人であることを立証した。また、所属する第26師団が駐屯する楊州(ヤンジュ)市から名誉市民として表彰された。
軍楽隊員としても、2回にわたって地上軍フェスティバル(世界最大級の陸軍広報イベント)で獅子奮迅の活躍を見せた。
兵役中の活動は、まさに「クェムル」級であったと言える。
しかし、表に現れたことだけでそう言ってしまうのは、ユンホに申し訳ない。なぜなら、彼の努力は我々の想像をはるかに越えたところで延々と続いていたのだから。
すべてが「努力の賜物」であるとしても、それは常人には想像もできない世界で成し遂げられたことなのだ。
「ローマは1日にしてならず」ということわざがあるが、ユンホに関しては「たゆまぬ努力が素敵な怪物を作る」ということ。しかも、怪物は進化する。さらなる未知の世界で勇躍するために……。
ユノの覚悟。
自分自身の未来へ、自分に関わる大切な人たちへ、そしてファンへの想い。
そして実際にそれを形にしたユノの努力に対して、
表に現れたことだけでそう(兵役中の活動は、まさに「クェムル」級である)言ってしまうのは、ユンホに申し訳ない
そう書いて下さったことが本当に嬉しいです(涙)
「彼の努力は我々の想像をはるかに越えたところで延々と続いていたのだから。
すべてが「努力の賜物」であるとしても、それは常人には想像もできない世界で成し遂げられたことなのだ。」
ユノ、ありがとう!
ほんとによく頑張ったね。
転役後は、
その努力の末ユノが手にしたものを
存分に輝かせ、更に更に大きく深く美しく育てていけますように!!
そして平和が続きますように。。
(画像お借りしました)