琵琶湖東岸の町・滋賀県近江八幡市には日本最大の水郷地帯が今も残っています。
その景観の美しさは古くから知られ「春色・安土八幡の水郷」として、琵琶湖八景のひとつに
数えられています。
多くの野鳥が水郷を訪れる人々をかわいい鳴き声で出迎えてくれます。
日常の喧騒をすっかり忘れさせてくれる別世界がここには残されています。
(近江八幡和船観光協同組合)
手こぎ船に乗って約80分の船旅が始まります。
葦の茂る水路を滑るように進みます。
聞こえるのは鳥の声と・・・
かすかに流れる水の音・・・
近江八幡にこんなに静かな場所があったなんて不思議です。
船頭さんのガイドで・・・
少しだけ歴史に触れた時間・・・
今から400年前、豊臣秀次が宮中の舟遊びに似せ、舟中で句を詠み
茶会を催したことが始まりとされているそうです。
生茂る葦が琵琶湖の水を浄化してくれていて・・・
湖底に溜まる泥が瓦の材料になっているなんて・・・
自然と共存!今の私たちにはとても重い言葉です。