この春、一番自分が描いた通りの道に進むことが出来たのは、きな粉団子でした。
ところが・・・・です。
それぞれの新生活において、このきな粉団子が一番神妙な顔をしております
決して、辛いとか楽しくないとかという事ではなさそうですが・・・
まずは片道30分の自転車通学。
そのぐらいの時間自転車をこぐことは、休日に遊びに行くときにはへっちゃらだったはずですが、さすがに毎日となると疲れるようです。
そして入学してみて
「ちょっと思っていたのと違う・・」
という日々の連続なのかもしれません。
その1
男子が少ない。
入学式の時に親もびっくりしました。
40人中男子が14名なのです
女子特有のゴタゴタが好きではないきな粉団子は絶対に女子高に行くのは嫌だ!と言っておりました。
ところが、クラスはさながら女子高状態。
出席番号順にならんでいる席の周りはみんな女子
なかなか男子と口をきく機会がないそうです。
その2
校則が厳しい。
きな粉団子が選んだ高校は、数年前までは自由な校風が評判でした。
ところが、いざ入学してみると、なんだかいろいろ大変そうです。
前髪は眉毛の上。
髪を束ねるゴムやリボンの色は、黒・茶・紺
制服のシャツの下に着るものは白色限定。
当然スマホは携帯は持ち込みも禁止。
・・・・などなど。
しかも、さっそく服装検査なるものがあったらしく、
見事に前髪が長い、と注意され、女性の先生にシャツの下に着用しているものまでチェックされたそうです。
噂によると、年々この高校の卒業生の進学先の実績が良くなりそれに伴って、校則も厳しくなったのだ、とか
(勉強する子は前髪が長くっても勉強すると思いますけどねぇ)
その3
やたらと「次の目標を決めろ」と言われる。
つまり、勉強にうるさい。
まあ、勉強が本分ですからもっともなのですが、
まだ入学したてですよぉ~
理系ですか?文系ですか?さあ国公立を目指しなさいよ!
そのために勉強しなさいよ!
と、すごい勢いの様です。
確かに、これじゃあちょっと
「想像していた高校生活と違う」
という気持ちになるのは、無理もなさそうです。
しかし・・・・
入学式の後、きな粉団子の担任の先生が、あるプロ野球投手のお母様が、我が子が高校野球で活躍していた時の言葉を紹介されました。
「あなたが勝利投手になったという事は、負け投手になった人がいるという事です。それを忘れてはいけません。」
選ばれて得ることの出来た今の高校生活。
確かに浮かれてばかりはいられません。
校則なんて気にならないぐらい、楽しい事・面白い事・夢中になれることをたくさん見つけてほしいです。