学校から帰宅して、いつものように宿題を挑む長男。


「もーわかんないよー。なんでー?」


今日の宿題は、算数プリントで、二桁同士の引き算を何度解いても、私からの丸つけは☓ばかりである。そんな長男が、嘆きながら解いていく。



例えば

    46ー 18


という問題に、長男は「64」「38」と、どう考えて、そんな答えになったの?と聞きまくりである。


「もー、わからないよー。」と、今にも泣きそうな表情の長男。


どうしたら、わかりやすく教えられるか?捻って捻って、私は、お金を取り出す。


まずさ、10円玉、1円玉が、いくつか出します。ここから、46円出して。


「えー?えっとー。」


46円になるよう、私の顔を見ながら並べようとする長男。


間違えてもいいから、とりあえず、46円取ってみて。


「えー?はい❢」と、沢山の小銭の中から、取って並べた長男。


いくら並べた?


「46円」


数えてみるよ?10円玉が何枚ある?


「えっとー、6枚ある。」


1円玉は?


「6枚」


合わせたら?


「えっとー、あ❢ちょっと多かった。」と、10円玉を2枚取り上げた長男。


これで、全部で?


「46円」


10円玉が?


「4枚」


1円玉は?


「6枚」


これで、46円だね。じゃぁ、問題を見て。46-18だね。なら、ここに、46円あるので、18円取ってください。


「えー?」


長男は、10円玉と1円玉をごちゃまぜにして、18枚取り上げようとする。


じゃぁ、まず1円玉から計算しよう。まず、1円玉、何枚ある?


「えっとー、6枚」


じゃぁ、ここから、8円取ってください。


「えー?ないよ?2枚ない。」


そーだね。できないね。答えられないね。じゃぁ、ここの4という数字。これは、何を表してる?


「4」


4は、4だが、ここは、ここにあるお金で言ったら?どれ?


「えー?わかんないよー。」


これは、1円玉だよね?6枚あるよね?この6円は、ここに置いておきます。ここに、10円玉が4枚あります。ということは、この数字の4と、ここにある10円玉が、4枚あるのと、同じ?違う?


「違う」


ほー、なぜ?


「えーだってさー、4って書いてあるからー。」


あーなるほどね。そう捉えてるのか。この数字に、(46)は、なんて読む?


「よんじゅーろく-」


そー、この4のところを、よんじゅうって読んだよね?


「あ❢(10円玉が4枚ある方を指して)40❢」


そー、この4の数字は、ここにある10円玉が4枚あるお金の数と同じなんだよ。


「なるほどー。」


で、いい?ここまでわかってきた?


「うん。わかった。」


じゃぁ、さっき、6円から8円取ってくださいって言ったときに、できなかったよね?


「あと、2枚ないからね。」


そー、そのときに、ここ(10円玉を指して)、4枚ある中の1つ取ります。そして、この10円玉を、6円ある方に持っていきます。では、10円玉を1円玉に換えてください。


「えー?えっとー。。。」悩みながら、1円玉を12枚取る長男。


1円玉が、何枚ある?


「えー?12枚」


となると、何円になる?


「あ(笑)間違えた。」


そーだね。いい?10円玉を1円玉に換えるときは、1円玉が10枚。ね?じゃぁ、この10円から、8円取れるかな?取れないかな?


「2枚残った。」


そー、6円から8円取れないので、ここの4枚あった10円玉から1枚取って、この10円玉から8円取りました。ね?ここまでわかってきた?


「んーーー????う。。。ん」


(笑)難しいよねー。まーとりあえず、解いていこう。で、10円から8円取って、2円残りました。じゃぁここに、6円があります。合わせまーす。


「え?なんで?引き算だよ?」


おーいい質問❢そーだよね?引き算なのに、何で足し算なの?って思うよね?


「うん。だってさー、引き算の問題だから。」


そーだね。もう一度繰り返すね?6円から8円は、引けません。ならば、40円あったこのお金から、10円をこっちに、持っていきます。そうすると、8円引けました。この残っている6円は、足すんです。6円から8円引けないので、ここから、8円引いてもらいました。だから、この残っている6円は、足すしかないんです。


「えー?なんでー?」


ねー?なんでだろう?けど、足すんです。そして、初めは、40円でした。けど、ここで、計算をしたので、今、30円になってます。では、その30円から、ここに書いてある「1」という数字を、引いてください。


10円玉を1つ取り上げた長男。


いくらになった?


「えっとー、2枚になった。」


ということは、これは?


「20円」


そーだね。じゃぁ、1円玉で計算した答えが、ここにあります。いくらある?


「8円」


じゃぁ、この20円と、合わせたら?


「えっとー、1、2、3、。。。」


ノンノンノンノン、10円玉は何枚?


「2枚」


これでいくら?


「えー?あ、20。10+10=20だから」


じゃぁ、この8円と、合わせたら?


「えっとー、82」


なんでや。。。28円ね。


「難しいー。」


難しいよねー。お母さんも、あなたに、わかりやすーーーく教える方法が見当たらず、難しい。けど、難しいけど、こうやって、解いていくしかないんよ。。。


この1つの問題で、さて、何時間かかったでしょうか?


「えー?5時間」


ノンノンノンノン、そんなになってない。この時計は、5時を指してるけど、5時間ではない。これから、何時間とか、何時何分前っていう授業も出てくると思うから、これも、予習として、教えていくから、よーく聞いてね。


この宿題を始めたのは何時?


「えっとー、3時だった。」


正確に言うと、3時半ね。3時に帰宅してきたからね。始めたのは、3時半頃だったから、この1つの問題に、今何時?


「5時」


いい?3時半でした。この問題、解いていたのが、お母さんから色々、解き方を教えていました。教えてまーす。で、4時になりましたー。3時半から4時になりましたー。何時間なったでしょう?


「4時」


じゃぁ、何分かかったでしょう?3時半から、4時の間に、何分経ったでしょう?


「4分間」


(笑)まーいいや、3時半から4時の間には、30分間あります。じゃぁ、3時半から5時の間には、1時半です。

なので、この問題に、1時半かかってます(笑)さて、このプリントには、何問ありますか?


「えっとー、10個」


(笑)ねー。解き方、全くわからんよね?


「だってさー、難しいからー。」


日が暮れそうなので、とりあえず、答えを教えます。お風呂終わったら、この問題を、もう一度、やってみよう。


「えー。。。」


分からないから、何度もやるんだよ?じゃなきゃ、いつまでも、分からないままになって、覚える前に、分からないまま大きくなっていくよ。


「やだ。」


だよね?だから、予習や復習をしようか?って、言っているのが、そういうこと。自分の為になるからね。分かったら、嬉しいよね?習ってないけど、予習して、学校で「あ❢これ、僕知ってる❢」ってなったら、どんな気持ち?


「嬉しい❢はいはいって手を上げる❢生活の時にさー、手を上げるよ。」


いいね❢分かるから、答えたくなるんだよね?


「うん。」


そういうこと。予習したり、復習することは、自分の為になるから、この問題は、難しい❢難しいけど、この問題が分かったら、めちゃくちゃ嬉しくなって、更に勉強楽しくなると思うよ?漢字だって、そうよね?楽しくて、いつも、スマイルゼミで、漢字ゲームしたり、漢字の勉強してるよね?テストで、高得点取るほど、勉強してるよね?


「うん。難しいのもあるよ」


けど、練習して、覚えるよね?


「うん、曜日のさー、曜がさー、難しい。」


そーだねー。でも、その曜日を読めるし、正確には書けてなくても、書けるってことは、何度も書いて練習してるからだよね?だから、頭に入って、覚えて、読めるし、書けるんだよ。ならば、この算数もそー、難しいけど、何度も解き方を、自分なりに、解いていけば、必ず答えは出る。なんで、この答えなの?なんで?という疑問を、常に抱きながら解き方を、理解するまで復習していくしかない。今は。


と、今日は、一段と濃い勉強教育となったが、まー宿題は、ほぼ、私が答えを教えていった。



元教師である叔母に、質問すると、この問題は、殆どの子が、難しいと言って、時間がかかるから、根気よく工夫して教えていくしかないよ。よく頑張ってるねー。と、言われ、気が遠くなる気がした。


スマイルゼミさんよ❢

長男にも、わかりやすーーーい算数を、よろしくでーす❢



しばらくは、この問題の解き方を、根気よく教えていくしかないか。。。


もっと、わかりやすく教えれる方法を、調べるしかないな。。。




スマイルゼミ(小学コース)

 



こどもちゃれんじ