今回は時間と意識の分散が及ぼすリスク、という話をしていきたいと思います。

 

皆さんは1日の時間を、何に使っているでしょうか?
 

仕事や睡眠、食事、趣味、息抜き、親愛なる人と過ごすこと等に、時間を使用しているかと思います。
 

もし理想を実現させたいと思っていた場合、そこに充てている時間は果たして何割かと考えてみてください。

 

おそらく多くの場合、費やしている時間が意外と少ないと感じるかと思います。
 

僕にも経験があります。

 

かつて学生だった頃、休日に課題を進めようと思っていた時です。

 

掃除や洗濯、買い物など雑多なことも溜まっていたので、軽く方をつけてから、課題に取り組もうと考えていました。

 

滞りなく用事を済ませ、課題もいくらか進められました。

 

達成感も十分にあって、頑張ったなと感じていました。

 

でも予定よりは進行しなかったので、改善点も探すためにも一日の行動を振り返りました。

 

その時に判明したのが、メインで行いたかった課題に費やした時間が2時間程度に対して、軽く倍以上の時間を雑事に使っていました。

 

なぜなら様々なことに時間や意識を使うため、一番取り組みたいことに使う時間が必然的に減っていたからです。
 

いろいろなことに時間と意識を使ってしまうリスクを、今回は正規分布分散という要素で考えていきたいと思います。
 

まずは正規分布です。
 

下の記事でもお話したように、この世界の多くは正規分布に従っています。

 

また下のグラフを見てもらえればわかるように、左右対称の山のような形をしており、縦軸が確率になります。

 

つまり縦に伸びるほど、確率は高まるわけです。
 

成功確率を高めたいのであれば、正規分布を縦に伸ばす必要があるわけです。
 

正規分布を縦に伸ばしたり、横に広げたりする要素が分散になります。
 

分散とは、確率のバラツキの程度を表しています。
 

下のグラフを見てください。


 

この正規分布は、分散が大きいものになります。
 

"分散が大きいバラツキが大きくなる散らばる"

 

という関係性です。
 

そのため正規分布は横に広がり、縦に短いものになります。
 

これを理想の実現に当てはめてみます。
 

横軸の中央を自分の理想とします。
 

縦軸は、理想が実現する確率です。

 

バラツキが大きいとは、僕達の生活で言い換えると、日常で取り組むことが多いことを意味します。

 

この場合だと様々なことに意識や時間を割かれるため、自分の理想に向けての行動が減ってしまい、実現の可能性が低くなってしまっています。
 

一方で次のグラフは、分散が小さい正規分布です。

 

 

"分散が小さいバラツキが小さい集中する"

 

という関係になります。
 

そのため正規分布は横に広がらず、縦に長くなります。
 

こちらも理想の実現という観点で見てみます。
 

先ほどと同様に縦軸は理想が実現する確率で、横軸の中央が自分の理想のになります。
 

バラツキが小さいことを、僕達の生活に言い換えると、意識や時間を集中させられるということです。

 

グラフを見て一目瞭然ですが、自分の理想を実現させることに集中するので、実現する確率も自然と高まっていきます。
 

いろいろなことに時間や意識を費やすよりも、一つのことに注ぎ込む方が成功確率は高くなるわけです。
 

叶えたい夢や目標があっても、無意識に失っている時間は意外と多く存在しています。

 

まずは自分が何に対して時間を多く使っているか、一日や週単位で振り返ってみてはどうでしょうか?

 

もし理想実現に貢献しないことに時間を多大に使っている場合、減らせるものは減らしていきましょう。
 

獲得した時間を理想実現のために注いでいき、実現の可能性を高めていきましょう!