今回は未知なることへの向かい方、というテーマで話していきます。

 

未来の自分に対する希望を、皆さんは持っていますか?
 

「自分を変えたい」
「新しいことを始めたい」

 

みたいなことを考える人は多いと思います。
 

しかし実際行動に移すことには、大きな壁があるように思えます。
 

なぜなら不安や恐怖等のネガティブな感情が、僕達の心を支配してしまうからです。

「怖そうな人だな、関わりたくないな」
「会社から独立して生きていけるか不安だ」

 

ネガティブな感情によって、行動に歯止めがかかってしまうのです。
 

ではネガティブな感情は、どうして発生するのでしょうか?
 

理由はわからないからです。
 

わからないから、怖いし不安になるのです。
 

例えば全く明かりのないトンネルを、何の明かりも持っていなければ、一歩も踏み出せないと思います。

 

なぜなら何も見えないため、恐怖や不安が際限なく湧き上がってくるからです。

 

ではロウソクの火一つで、通り抜けろと言われたら?
 

視認できる範囲が少し広がるため、恐怖感や不安も若干和らぎます。

 

それでも足を前に踏み出すのには、ためらいが生じてしまうと思います。
 

それではトンネルがLED電球で埋め尽くされ、煌々と光って向こう側まで見えていたら。
 

おそらく瞬時に、歩き出せると思います。

 

人生で考えるならば、トンネルの入り口が自身の現在地であり、奥へ進むほど未来になります。

 

未来の見通しが暗ければ、現在地から前に進む足取りは重くなってしまいます。

 

だから何かに取り組もうと思った時、最初にゴールとスタートを繋ぐ道を明確にしてあげる必要があります。

 

例えば仲良くなりたい人がいるけれど、現状接点が全くない状態だとします。

 

この場合だと、相手との接点がない現状をスタート地点、仲良くなるのが当面のゴール地点といえます。

 

仲良くなる前提としては、相手に自分の存在を認識してもらう必要があります。

 

でも唐突に話しかけたら相手に訝しまれるかもしれないから、自分と相手の共通の友人を介して接点を作るのがいいかもしれない。

 

相手との面識ができたら、会話等を通して相手の性格や興味関心といったことを知りつつ、関係を深めていく…

 

相手と接点がない状態から、仲良くなるまでに上記のようなプロセスが一例として挙げられます。

 

途中の段階を細かくパーツに分けることで、何に取り組めばいいかが見えてくるのです。
 

取り組むことが理解できれば、迷いや恐怖、不安がなくなります。
 

その結果目の前のことに集中できるようになり、実際行動へと移せるのです。
 

未知な領域や不明な部分があると、ネガティブな感情に支配され行動できず、理想には一歩も近づけません。
 

なので”知らないこと”・“わからないこと”を、「知っていること」・「わかること」に変えていきましょう!