今回は未来の負担を取り除くことについて、話をしていきたいと思います。
 

面倒、大変、恐怖、恥ずかしいといった感情を抱いたことはありますか?
 

これらの感情は、行動を妨害する原因だったりします。
 

面倒だから、後でやろう。
大変なことだから、落ち着いてからやろう。
こんなこと聞いて、失望されたら怖いしやめとこう。
失敗したら恥ずかしいから、見送ろうかな。
 

どうでしょうか?
 

こういった衝動に駆られることは、少なくないと思います。
 

実際に後回しにしてしまった経験も、あるかもしれません。
 

しかし後回しにすることには罪悪感を抱いているため、無意識のうちに何かしらの理由をつけて、自分の行動を正当化する人が後をたちません。
 

正当化して自分を納得させることで、少しモヤモヤしながらも受け入れてしまいます。
 

さらに言えば、それがパターン化してしまうことも、可能性としてあるのです。
 

そしてやるべきことの遅延・未達成が、起こるべくして起こるのです。
 

結果として小さなタスクが後回しによって処理されなかったために、大きなタスクとなって跳ね返ってくるのです。
 

これは後回しのリスクとも言えます。
 

例えばかつての後輩で、宴会の幹事から場所取りを任された者がいました。
 

内容としては、「部長はこの店が人気だから、そこがいいと言っている。だから、そこを押さえておいて」とのことだったそうです。
 

でも「そんな急がなくてもいいか。今日はゲームしたいし、明日でいいかな」と直ぐに行動しませんでした。
 

その結果先に予約されてしまい席の確保ができず、代わりの場所を焦りながら提案することになりました。
 

決まった場所を取ることを放置した結果、遜色ない新たな場所を探して、なんとか押さえられたそうです。

 

後回しのリスクを、他の事例でも見てみます。

 

例えば仕事で失敗をした時、怒られるのが怖いから報告を直ぐにしなかったから、とんでもない事態に陥ったり。

 

恥ずかしいからと知らないことを言えず、知ったかぶりをしてしまったことで、後で痛い目を見たり。

 

今挙げた内容はいずれも、小さくて済んだはずのことが、大事へと変わってしまったのです。

 

諺にあるように、塵も積もれば山となります。
 

小さなタスクを放置することで、雪だるま式に膨れ上がったタスクとなってしまいます。
 

面倒、大変、恐怖、恥ずかしいという目先の感情に負けそうになるかもしれません。
 

ですが今の時点で行動しておくことで、未来の自分は救われるのです。
 

未来の自分のためにも、目先の感情に負けることなく打ち勝っていきましょう!