今回はストレスに関して話ていきます。
 

これを読んでいる方含め、全ての人は何かしらのストレスにさらされて生きています。
 

そしてストレスが体と心に悪影響を及ぼすことも、皆さんは理解されていると思います。
 

ではどうして、心身に害を及ぼすのか?
 

その答えは自律神経にあります。
 

自律神経は脳と体を繋いでいます。
 

以前体と心を繋いでいるのが、脳であると書きました。

 

 

つまり心ー脳ー自律神経ー体は、繋がっているわけです。
 

そんな自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類存在します。
 

交感神経は活動的な時に働き、副交感神経はリラックスしてる時によく働きます。
 

このバランスを脅かすのが、ストレスになります。
 

ストレスにより交感神経が働くことで、アドレナリンという物質が分泌が増えます。
 

この物質は血管の収縮、血圧の上昇、心拍数の増加等の働きをします。
 

またストレスを受けている時、体内ではコルチゾールという物質も分泌されます。
 

コルチゾールの役割は、炎症を抑えたり、タンパク質や脂質の代謝等の働きがあります。
 

本来はこれらの物質が分泌されることで、ストレスから我が身を守っています。
 

しかし過度にストレスにさらされると、交感神経は働き過ぎてしまいます。
 

その結果として、体が活動的状態を維持してしまい、体は休まりません。
 

だからストレスを減らし、自律神経のバランスを調えることが重要になります。
 

そのための第一歩として、自分にとって何がストレスなのかを明らかにすることです。
 

何がストレスか把握できれば、対処法も考えられます。
 

ストレスを減らすことで交感神経の働きが落ち着き、自律神経のバランスが保たれるのです。
 

今のは原因物質を取り除く方法ですが、異なるアプローチも存在します。
 

それは副交感神経の働きを高めることです。
 

副交感神経の働きを上昇させることで、過剰に働いている交感神経との調和をとっていきます。
 

具体的には、
 

睡眠時間を充分に確保する
呼吸を整える
湯船に浸かる(ただし入浴は睡眠の90分〜120分前に行う)
三食しっかり食べる
 

等があげられます。
 

これらの方法は副交感神経の働きを高めるだけでなく、交感神経の過剰な状態を和らげてくれます。
 

だから自律神経のバランスを、整えやすくなるのです。
 

現代社会で生きる僕達は、相対的に交感神経の働きが優位になっています。
 

つまり自律神経の調和を図るには、交感神経の興奮を抑えつつ、副交感神経の働きを高めることが有効となります。
 

自律神経の調和を図る方法を、今回2つ紹介しました。
 

・ストレスを減らす→原因駆除のイメージ。
・副交感神経の働きの向上→治癒回復のイメージ。
 

どちらの方法も上手に使いこなすために、まずはストレスの原因解明から始めていきましょう。
 

解明した結果、直ぐに取り除けると判明すれば、ストレスを取り除いていきます。
 

もし直ぐには厳しいようであれば、徐々にストレスを減らしていく。
 

それと同時に副交感神経の働きを高めていけば、自律神経を損なうのを防ぐことが可能です。
 

自律神経のバランスを保ち、快適な日常を送れるようにしていきましょう!