今日の日経新聞にこんな記事が出ていたので
シェアしますね。
(9月27日 日経新聞)
国立がん研究センターなどのチームは26日、
青魚などの魚介類をよく食べる人はうつ病のリスクが低下する
との調査結果を発表した。
サバやサケなどの大きめの切り身などを毎日食べるとよいという。
エイコサペンタエン酸(EPA)などの脂肪酸が
うつ病のリスクを下げたとみられる。
長野県佐久市に住む40~59歳の男女対象に1990年から追跡調査した。
2014~15年に精神科医の診療を受けた1181人を選び、
食生活のアンケートの結果をもとに、
魚介類の摂取量から4つのグループに分類した。
群ごとの摂取量の中央値は
1日57グラム、84グラム、111グラム、153グラムだった。
57グラムの群に比べて111グラムの群は
うつ病を発症するリスクが半分以下になった。
統計的に意味のある差は出なかったが、
他の群も最も少ない群よりリスクは下がった。
EPAやドコサペンタエン酸(DPA)といった
n―3系脂肪酸の摂取量を求めたところ、
適度な量の群はリスクが下がった。
ただ、ある程度以上の量を摂取するとリスクが上がった。
国立がん研究センターの松岡豊部長は
「魚をよく食べる人は、野菜てんぷらや野菜いためも食べがちだ。
サラダ油などに含まれる不飽和脂肪酸が
n―3系脂肪酸の予防効果を打ち消したのではないか」
と推測している。
ふむふむ。
やっぱり先日の日本脂質栄養学会での発表内容と同じだわ。
と思っていたら、
記事の最後に、国立がんセンターの松岡先生のお名前が。
(今回の脂質栄養学会の大会長が松岡先生♪
ω3系オイルから作られる
EPA(エイコサペンタエン酸)や
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、
脳の神経細胞の分化を促進させてくれるもの。
(要するに、脳の神経を増やしてくれるってこと)
ω3系オイルと言えば、
エゴマオイルや亜麻仁油が有名だけど、
EPAやDHAへの変換効率を考えると
やっぱりお魚の油から摂取するのが一番
生魚はもちろん、
焼き魚にもω3はちゃんと含まれているよ。
(焼いてしまうと酸化して、ω3は取れないと
思っている人がいるけれど、そんなことないのよ。)
水銀蓄積の問題や、放射能も気になるところだけれど
産地を選び、小魚でとることお勧めですよ