こんばんは。ホメオパス&セミナー講師の藤川由紀です。
小麦の話が シリーズ化してきました(笑)
予想以上に多くの方が シェアしてくださったりして
みなさんの関心が高いことにびっくりしました。
まだ読んでない方は、こちらを先に読んでみてね。


さて、今日は
小麦が良くない というのはなぜ? という話を、
糖質 という側面から 書いてみたいと思っています。何度も言うけど、今回の話は、
緑の革命、と言われる 1940年以降におこった
品種改良(という名の遺伝子操作?)によって作られた
近代品種のお話。
(世界の小麦の9割を占めていると言われてる。
これらの品種はF1品種ではないのね。
私はこの辺りは詳しくないので上手く説明できないのだけど、
興味がある方は、

古代種に近いものについては、同じように考えない方がよいし、
国産で丁寧に作られてるものは あてはまらないかもしれない。
そこは 心に留めておいてね。




さて、小麦といえば、 炭水化物を 多く含んでいるのは、
みなさんご存じのとおり。
炭水化物とは、糖質と食物繊維のことを言うのだね。
どちらも ”単糖”(いろんな種類の単糖がある) が組み合わさって出来たもの。
ちなみに 食物繊維というのは、ざっくりいえば難消化性の炭水化物のことだよ。
話がそれました

小麦には、
「アミロペクチンA」 という炭水化物が多く含まれており、
これが問題となっています。
どういうことかというと、
アミロペクチンAというのは、多糖類のくせに、
二糖類である ショ糖(普通の砂糖)よりも ずっと、
体への吸収がよい。(=GI値が高い)ということ
(普通は糖の数が少ない方が吸収がよく、甘みも強い)
吸収が良い、というと
なんだかよいイメージを持つ人がいるかもしれないけれど、
人間の体は、生体恒常性というのがあって、
外部からの影響に関わらず、
常に体を一定な状態に保とうとする性質があるのだよ。
体液も同じ。
糖質が急に体に吸収されると、
血糖値が 「ぼん!」 とあがり、 体の中は大慌て


膵臓からインスリンを ぶわーっと出し、
とにかく血糖値を元の状態に戻そうとするし、
逆にそれで 血糖値が下がり過ぎちゃったりすると、
今度は 血糖値を上げなきゃ!って、また色々なホルモンなどを分泌し
頑張る


歴史的にみても、人間の体というのは
”飢える” 経験は 数知れず繰り返してきているけれど、
食べ物がここまで豊かすぎる暮らし、というのは 経験がないから
体も対処しきれないことが 多いのよね。
本によると、
この血糖値の急激な上がり下がりは、
内臓脂肪

脂肪細胞というのは、適量の場合には、
アディポネクチンや レプチンという物質が増加し、
特にアディポネクチンは 筋肉に作用し
インスリン感受性を高めてくれるのだけど
脂肪細胞が増えすぎると、
逆にインスリン感受性を低下させるような物質が多く分泌されてしまう。
インスリン感受性が低下、 ってことは、
インスリン抵抗性が高い というのと同じね。
多くの人を悩ませる 糖尿病というのは、
インスリンは出ているのに、きちんと働いてくれない
= インスリン抵抗性が高い
ことが問題となって起こる疾患。
要するに 糖尿病になりやすいってことだし、
その他にも、高血圧、心臓病、認知症、リウマチが結腸がん
などを増やす要因にもなるのが 小麦 ということ。
まあ単純に 血糖値の上がり下がりが激しいと、
精神的にも安定しません。 イライラしやすいし。
内臓脂肪が蓄積されやすいっていうのは、
もちろん 太りやすくなるってことだよね~。
だからグルテンフリーダイエットなんていうのもあるね

砂糖よりも 小麦の方が
血糖値を急激に上げるって、 ちょっとビックリでした

でも小麦を抜いてみると 体で感じる部分があるのよね・・・・

次のブログでは
私の小麦抜き 2週間チャレンジの報告をしますね~。
実はかなりの変化が起きているのよ・・・

では また

まだご覧になってない方はこちらもどうぞ。

