アメリカンユートピア | 崎村ゆふぃの圧力鍋

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崎村ゆふぃの個人ブログ▼▲ソロワーク"GARUDA" / めろん畑a go goのディープパープル担当。

映画館が再開してから劇場で映画を観に行くを3回と4本目。



今日は『アメリカン・ユートピア』


空間、楽器、人が揃えば何でもできる!

という高揚感を抱く作品でした。よい体験をした。





人から「めちゃくちゃ良かった」というのを聞き、

音楽、ライブ系と言う認識だけを持ってトーキング・ヘッズについても、デビッド・バーンについても何も知識がないままいきなり行った。


Kraftwerkもそうなんだけど、あれくらいの年代のおじ様が音楽をやってるのを見るとなぜか安心する。安定感があるからなのか、ずっと音楽をやってきた軌跡の片鱗を観てるからなのか。(みんな70代前後。)


そんな訳で全く知らないおじ様が11人の多国籍バンドとパフォーマーを従えて、不思議で熱気溢れるショーを展開する映像を観ること2時間弱という状況。


冒頭で脳みそフィギュアを持ったデビッドがソロで歌うシーンから始まって、こういう前衛性みたいなの好きだけど最後まで観れるかな…っと頭によぎったのも束の間、徐々に惹き込まれて行きました。


統一されたグレーの衣装、舞台装置もないシンプルでコンパクトなステージに色んな楽器とパッションが重なり合った空間、みんながすごく愉しそうだし、画面越しに観ているこちらにもそれが伝わってくる。変なダンスもだんだん癖になる。



お互いへのリスペクトと、パフォーマーと観客がいればそれだけで最高になれるってこと!



(なんだか平凡な言い方だ)



ゲキシネやライブビューイングでお芝居を観ていると自分と劇場空間が分断された状態を突きつけられて退屈になることがほとんどなんだけど、アメリカンユートピアはほとんどそれを感じずに最後まで愉しめる作品でした。歌詞もずっと追いかけて楽しんで詠んだ。


私が観た映画館は結構な音量で圧が凄かった。

生で観てもっと素晴らしさを全身に感じたいショーで

す。



ブルーノート東京と六本木ヒルズの森美術館が好きな人には合いそうな映画!(ど偏見!)






🔻映画解説🔻

デビッド・バーンが2018年に発表したアルバム「アメリカン・ユートピア」を原案に作られたブロードウェイのショーを映画として再構築。様々な国籍を持つミュージシャンやダンサーとともに舞台の上を縦横無尽に動き回り、ショーを通じて現代の様々な問題について問いかける。−−−−−−−−−−