武夷山の茶師の中に劉という苗字の方が多い。中国国家級非物質文化遺産・武夷岩茶制作技芸伝承人、劉宝順氏(商品名は「幔亭」)、同じく伝承人劉国英氏(商品名は「岩上」)、同じく伝承人劉峰氏(仙凡岩茶廠)、この三人は岩茶界隈に「三劉」とも言われ、高品質「岩骨花香」武夷岩茶の製造者としてよく知られている。今回訪ねた武夷茶人劉斌氏は劉峰の弟で90年代からお兄さん劉峰から製茶を教わったという。
その後、武夷茶の歴史を研究しながら「崇安貢茶」の紅茶と緑茶を開発した。訪ねた日、ありがたいことにこの「崇安貢茶」の紅茶と緑茶両方を味わえることができた。
まず「崇安貢茶・緑茶」。武夷山は岩茶と紅茶の天下で緑茶の製造者は滅多にいない。
それから「崇安貢茶・紅茶」。これは金駿眉に近い味わだった。摘み方をみても金駿眉かな。
「崇安貢茶・緑茶」の味わいは爽やかで煎も結構効いていた。「松羅茶」の影響があるかどうか製造者に伺わないと答えないだが、浙江省安徽省当たりの緑茶とは違う気質を感じた。今思い出すともうすこしゆっくり味わいたかった。お値段を聞いたら、、、買えないほどの高価のものだった。一般消費者向けではなかったようだ。購入なしでホテルにもどった。(撮影:20240511)