『茶の民族誌』p211引用元:《賀県志》に記されている県内民族について | 船橋市茶文化資料室

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《賀県志》全。中国方志丛书20  成文出版社1934年 第64页

「賀県」は現在の賀州市八歩区辺り。広西省東南部に位置する。八歩区の開山鎮にある「開山白毛茶」は歴史名茶らしい。飲んだことがない。広西は少数民族の多い省で、チワ族の人口が最も多い。東南部の賀州市には漢、チワ、ヤオ、苗等20余りの民族が住んでおり、瑶族に関しては1瑶族県と5つの瑶族郷がある。

『茶の民族誌』第4章「嶺南の茶と民族」(page211)に1934年の《賀県志》民族の記述を引用している。

青字は引用。

“賀之民族以漢族為最盛獞次之猺又次之。瑶族人口不及漢族百分之三,苗峒均属於猺,然已少見。獞与漢族同化已久,惟猺俗仍旧,今亦知向学,識字高初級小学及中学已有学生入校肆業,但尚属少数。”

この時の県志には瑶族の漢字は「瑶」ではなく獣篇の「猺」となっている。