前回の続き。読谷焼を訪ねた後、小雨がふっているのでタクシー運転手さんと相談して1時間ほどタクシーをチャターすることにして周辺を廻る事にした。まず座喜味城跡へ。読谷のやちむんの里からかなり近い。
境内にある世界遺産「琉球王国の城および関連遺産群」の紹介。座喜味城跡は世界遺産「琉球王国の城および関連遺産群」の一つで15世紀の琉球統一(1429)前の按司(領主)、護佐丸という人が作ったグスク。沖縄グスク遺産群の中で、座喜味城は、面積が最も小さいく城主の護佐丸も18年の居住で中城城へ移転したという。
面積最小のグスクだが、築城は1416年~1422年、琉球王朝(1429-1879)成立以前の城として歴史的な価値が高い。城壁の独特の曲線は美しい。ヨーロッパ城を坊佛させるアーチ形の門はまたユニーク。
座喜味城は二つの郭で構成されている。読谷村立歴史民俗資料館で紹介。
座喜味城の表門(一の郭の石門)。曲線の美を感じる。
中に入ると城壁内は二つの郭で構成されることがわかる。
二の郭の石門
二の郭
本殿跡の所に石築が置かれている。僅かな十数年だが、護佐丸がここでどのような生活をしていただろうか
城壁に上がる梯子があるので上がってみた。
城壁上の幅が広い
今回、首里城に行く時間がなかったので座喜味城跡を見学してすこしだけ沖縄グスクのことを実感した。琉球歴史について今まで殆ど興味がなかったが、関連書物を読んでみる気持ちがちょっとだけ湧いてきた。城跡の隣に「読谷村立歴史民俗資料館」があり、そこも見学した。
ユンタンザミュージアムの「ユンタンザ」は「読谷山」のこと。戦前まで読谷村はユンタンザと呼ばれていた。
一口メモ
時代背景:琉球戦国時代。
城主:護佐丸(ごさまる)
住所:沖縄県中頭郡読谷村座喜味708-6
隣接資料館:読谷村立歴史民俗資料館