イヌマキの花托と実~羅漢さんのお姿?! | 船橋市茶文化資料室

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イヌマキは千葉県の木。散歩をするとあちらこちらで見かけます。

常緑針葉樹です。秋頃に果実ができます。赤い部分がかたく、花托。緑の部分は種子だそうです。

イヌマキは中国では羅漢松(ラカンショウ)と呼ばれ、縁起の良い木です。

名前の由来は果実の形はお釈迦様の弟子、羅漢さまのお姿に似ているからとか

 

今朝の散歩道にて。今日は花托を集中的に撮りました。

 

羅漢様の集団?!

今年一月の撮影。

樹皮。近所の公園にて

追加

清末の植物学者、生薬学者呉其濬著の『植物名実図考』

卷之三十七木類 第1643条にイヌマキについて(藍字)

 

罗汉松

罗汉松,繁叶长润,如竹而团,多植盆玩,实如罗汉形,故名。或云实可食,又有以为即竹柏者。考《益部方物记》: 竹柏叶繁长而箨tuo4似竹。如以箨为落叶则甚肖,若以为笋箨则绝不类。存以俟(si4 等待)考。滇南罗汉松,实大如拇指,绿首绛跗(jiang4fu1 绛趺,指红色花萼),形状端好。跗(fu1)嫰味甜,饤ding4盘尤雅。俗云: 食之能益心气,盖与松柏子同功。

 

羅漢松、、、「多植盆翫」と書いてあり、イヌマキは清の時代(多分もっと昔かも)から盆栽として賞翫されていたことがわかりますね。