利休の好きな花:虎の尾 | 船橋市茶文化資料室

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夏から秋にかけて花穂を伸ばして白や淡~濃ピンクの花を咲かせます。

虎の尾は利休が好きな花の一つ。

 

茶話指月集上にこのような記述がありました。


利休は「虎の尾」という花は趣があると言って、茶花に使いました。

(「茶話指月集 江岑夏書 谷端昭夫著 淡交社出版」より)

 

先月香港国際茶展の時

花市場で白の虎の尾を見つけて

茶室担当のA先生が青い桔梗やリンドウと組み合わせて綺麗に生けていました。

写真がないですがぼけー

 

家の近所の撮影~

4枚カメラ

 

この虎の尾は別名、角虎の尾、またはフィソステギア。外来種で北アメリカ原産だそうです。

茶室でよく使うオカトラノオはまだ近所で見たことがありません。

利休さんが仰っていた虎の尾は日本原産のものでしょうね。

 

オカトラノオの中国語名は「矮桃ai3-tao2」

矮桃(学名:Lysimachia clethroides):報春花科珍珠菜属

 

角虎の尾(フィソステギア)の中国語名は假龍頭草jia3-long2-tou2-cao3

 

最近、もっぱら角虎の尾ばかり見かけます~

 

以前の記事 ↓

假龍頭草:角虎の尾(フィソステギア)