抗うことのできない命の時間 | 心をパステルで描いてみようよ♪

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「パステル和アート」
「曼荼羅アート」
「点描曼荼羅」と出逢い
描くことで自己表現できる幸せを感じています(*^^*)
その時その瞬間、感じる色 イメージを大切に。。。
梵字・龍体文字・カタカムナウタヒ・写仏と曼荼羅アートを併せたオリジナル作品も描いています

前回の投稿で

自分の中にもやもやしていたこと・・・

 

 

 

 

 

弟にも思いを聞いて貰ったら

「姉貴自身が納得するためにも、看護師さんに相談してみたらいいと思う」

 

 

と、薦められたので

すぐに相談してみました

 

 

 

そうしたら、日曜日に緩和ケア病棟へ入棟についての面談のあと

主治医が会ってお話の時間を

再度取って下さることに・・・

 

主治医の先生は、土日も病院に来てらっしゃるとのこと

 

父を5年近く診て下さっていて

土日関係なく私たちのために時間を作って下さる

もう、その姿勢が心から信頼できます

 

 

 

救急蘇生(心マッサージや気管挿管)は希望しない
延命のための昇圧剤などの投与も同様

 

でも今全身状態が、貧血が進んで

食事も食べても吐いてしまう・・・

衰弱している状態で、会話できても声が出せない・・・

意識ははっきりしているときもあるし

せめて声を出せて、もう少しお話ができれば・・・

もしかしたら、父が自分の話したいことをもっと

伝えやすくなるのでは?

 

そんな気持ちがあって

胃ろうや経管栄養は胃がんの出血があって無理でも

中心静脈栄養はできないのか?

ともう一度聞いてみた

 

 

 

結果的には、リスクの方が高く
(すでに末梢血管も弱くなっていて、血管確保も大変なのだと

ということは太い静脈も同様である可能性が高く

血栓の心配や血栓が大きな大きな動脈へ飛んだ場合

心筋梗塞・肺梗塞・脳梗塞など・・・の心配もある)

 

父自身にも痛みやストレスを与えることにもなるし

高カロリー輸液が入っても

胃がんからの出血は続いているし

末梢からの現在の点滴との大きな寿命の変化は

あまり期待はできない・・・

 

それよりも、痛みや苦しさを緩和しながら

静かに家族との時間を大事にして

父の大切な時間を過ごさせてあげたいと思う

 

 

 

主治医の先生からのお話は
父のことをちゃんと考えて判断して頂いている気持ちが

十分伝わってきたお願い

 

 

本当は私自身が

昨年不本意にも脳梗塞で倒れて

それからずっと実家へ行かれなくなってしまって

この半年間なにも両親を看てこれなかったことで

変化に気づくことが出来なかったせいかもしれない・・・

何年もそれまでも看てきたけど

気づけなかった・・・

 

 

その間に父の状態は、徐々に変化していたこと

救急車を弟が呼んだタイミングは

すでに自宅での療養は限界で・・・

でもそこまで頑張ってくれていたこと
2日前までは、実は父は普通に食事をしていたので

まさか胃がんがあったとは

誰も想像できなかった

 

 

胃がんも急に出現したのではなく

恐らく3年くらいの間に徐々に成長し

少しずつ大きくなっていたけど

症状はなかなか出ては来なかっただけで

今回、貧血が一気に進んで

いよいよ限界がきた・・・ということ・・・

 

 

だから、誰も悪くなくて

誰も責められないし

誰も自分を責める必要はないから・・・

 

 

と主治医の先生は話して下さったお願い

 

 

弟も、たぶん姉貴はもと看護師だから

医師から、自分が納得できるだけ話を聞いた方が良いと

判断してくれていたのだろう

 

 

 

お話していて、もう途中から

自分の中で

「抗えない命の時間」を受け入れないといけないのだ

と、自分の心に何とか落とし込もう・・・

と少しキュッと握りしめていた何かが緩み始め

我慢していた涙が溢れてきてしまった・・・

 

 

 

これから私たち家族ができること

大切な家族の時間
大切な父との時間

 

 

 

出来るだけ父と話して

父のそばにいて

過ごしたい

 

 

 

自分自身の身体も無理はできない

とわかっているけど・・・