やっぱり演奏が第一 | 神田勇哉のブログ

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フルーティスト 神田勇哉の日記

韓国について初日は

チョン・ミョンフンさんとのリハーサル。



国が変わるとメムバーもスタッフさんも

別人のように元気になる。


良くも悪くも色々な刺激があってテンションが上がるのだろう。



気づけば私も珍しく早起きして

ホテルのエレベーターで出会った同僚に

普段の5割り増しくらいの大きな声で挨拶していた。笑




その昔テレビ見てたら

いつもテンションの低めの俳優さんが、

フランスのカンヌ芸術祭に参加してて


「イェーー!アイラブ カンヌ!」

とか言ってて、

見ててちょっと恥ずかしかった。🫣笑



でも、こういう刺激ってやっぱり必要なんだと思う。

 



「日本にいるとなんとなく クサってくるから

必ず1年に数回、海外に行くようにしてる。」

と語ってる友人がいる。




日本語通じる空間で、

日本人にサービスを受けていると、

それが当たり前になってくる。


普段 欧米の良い所だけをあげて

「これだから日本は遅れてるんだよ」

という人は


海外に出れば

そのサービスの質の低さを目の当たりにして

「こんなの日本じゃ通用しないよ」

とか文句を言うことになる。



それも有る意味 成長。


色々経験して改めて外から日本を眺めると

見えてくるものがあるのだ。


心中の何かががパカっと開くんだよな。

 


その事象は日本人だけじゃなくて

パリであったフランス人が

他の国で再会すると妙に優しくなってたりするから、世界中同じなんだと思う。





世界地図を見てみると

日本って地理的に本当に外界と閉ざされがちな世界。 


「極東」っていう言葉あるけど、

本当にその通り。実際に最果ての国。



ヨーロッパの場所は

アメリカにもアフリカにもアジアにも

1ターンでアクセスできる。


でも、日本は

アジア、オーストラリアは1ターンだけど、

ヨーロッパ、アメリカは2ターン

南米やアフリカなんか3.4ターンくらいかかる。


(ターンとは、僕が勝手に作った飛行機のアクセスの手間の単位。笑)


 


この世を舞台にドラクエを作るとしたら

僕は主人公の冒険が始まる地は

ヨーロッパにすると思う。




我々は極東らしく


他のルールや理に染まらず

特異な文化を熟成に熟成を重ねて

魅力的な文化になっていたってのもある。



それは良い所。

とっても良い所。