まだ入れない所にはレアアイテムがある | 神田勇哉のブログ

神田勇哉のブログ

フルーティスト 神田勇哉の日記



高速道路の料金所は

今やETCが当たり前になってしまったが、




ETCがない頃は

車道の間の小さい小屋に人がいて

料金のやり取りを行なっていた。




職員さんがこの小屋に入るために

高速道路の車道をタタタ〜と駆け抜けてくのは とても危ない。


という事で地下道が通っててそこの出入り口が

電話ボックスの様に両脇に立っているのだが、




子供の頃から

あの階段、通路を一度で良いから通ってみたい!

と思っていた。




地下と別に上を通るパターンもあるらしい。





結局その夢はまだ叶っていないが、


見学ツアーとかもきっとあるので、

いつか行きたい。





という事で

この職業だから通れる道ってのは特別で



我々にとってはこの

オーケストラピットへ続く階段が

特殊な場所の一つ。




ステージやステージ裏なんかは

吹奏楽部でも発表会でも踏めるし


今はホール主催のバックステージツアーなんてのもあったりするが、


関係者以外がオーケストラピットに入れる機会はなかなか無いだろう。




とはいえ私は高校の時の吹奏楽部で

卒業する3年生を送り出す行事で

学生さんの入場に合わせてマーチを20分〜40分くらい延々と演奏し続ける任務があって、


そこでピットというものに初めて足を踏み入れた記憶がある。

 


場所は長野県松本文化会館 

現キッセイ文化ホール。


2000年頃の話でした。





式典での演奏といえば…


今だから言える話、

数年前の東京での、あの国際的なイベントの開会式の選手入場の時に

ゲーム音楽が延々と流れていたのは記憶に新しいが、


実はアレ東フィルの音源が多く使われていたのですよ。




明らかに吹いた覚えがある曲とアレンジなのに

テロップに東京フィルの名前は一つも出てこないから


「あれ〜?同じ楽譜を使って

他の団体が撮り直したのかな?」

なんて思っていたが、


開会式の後半で

なんか聖火をともす儀式だかなんだか忘れたが

そこのファンファーレに

「東京都交響楽団」と表示されたので


Twitter上では

「あのゲーム音楽も都響だったんだ!」

という声が溢れ


そら東京のイベントなんだから

都の団体である都響がやるよね。


といった形で落ち着いた。



だが都響の人に話を聞いてみると

「選手入場のゲーム音楽…

僕たちレコーディングなんかしてないよ。」

との事。




じゃあどこのオケなんだろう?と

後日、東フィルのマネージャーさんに聞いたら


「あれはウチです」


と。



😲「え!?まじで!なんでもっとアピールしないの!?もったいない!」


と詰め寄ったが、



音源の権利はそれぞれの会社が持っていて

東フィルの所有物では無い事。

従って公に向かって「ウチの演奏です」と言ってはならない事を説明してくれた。



それでも悔しい僕は

「手柄まるまる横取りされてるじゃん!」

「ゲーム音楽も都響さんだと思われてるよ!」


と言ったら


マネージャーさんは何も言わずに唇を噛み締めていた…




そう、東フィルの露出を増やすお仕事は

我々プレーヤーでなくマネージャーさん達のもの。


一番悔しいのはマネージャーさんだったのだ!😭





そんなこんなで誰にも言えぬまま時が過ぎて


あんなもんやらなきゃよかった!


札幌で冬季を開催なんて とんでもない!



という声が目立つ様になってきたので、

ここに吐き出して供養…


なーむー💀




ちなみに次回の夏期オリンピックを控えるパリの

交通網の会社であるRATPは

大規模なグレーブ(ストライキ)に入るらしい。


最長7ヶ月との事なので、下手すりゃ

オリンピック開催期間ずーっと

メトロや路線バスが機能してないという地獄になる。笑



組合がわざとその期間に向けて発動した

とも言える。


さすがフランス!🤣