ひろーーいホール❗️
そりゃそうだよ、ここはオーケストラとかで演奏するような
みなとみらいの大ホール。
本日はこちらで、
工藤重典さんとのフルートアンサンブルコンサート。
二日間のフルートデイズとなっており、
かながわコンクールにて優勝した若者の皆様との共演コーナーもあった。
みんなで合奏。くるみ割り人形。
終演後ホールの録音を聞きながら帰ったが、
整ってて音楽的で
普通に素晴らしい演奏だった。
オケのレパートリーをわざわざフルートオーケストラで演奏するってのは、
オリジナルに求められているものから色々と妥協しなければいけない…
そんな世界と思っていたが、
同族楽器の合奏だからこそ生まれる統一感は、逆にオーケストラでは出せないな、と思った。
これは昨年のフルートセレブレーションでも思ったけど、
例えばオーケストラにとって「ダフニスとクロエ」はフランスもののいちレパートリーでしかないけれど、
フルート奏者にとってはもの凄い大事な曲で、腕組みして挑戦したい曲。
なので、フルート奏者が沢山集まって高音から低音まで全て担当するってのは、
オーケストラでやるよりも熱量が大きい結果になり、
実際昨年の「夜明け」の出だしはフルートだけとは思えない圧倒的な色彩感だった。🌈
セバスチャンジャコー氏が、今年のセレブレーションのステージのインタビューコーナーで言っていたのが
「フルートってのはあくまでオーケストラの楽器の一つであって、ソロ楽器。なのでヨーロッパではフルート奏者が沢山集まるって事は珍しい。」
そーなんだ!😲
僕がパリにいて思ったのはむしろ
パリフルート協会のフルートコンベンションだったり
フルート雑誌「トラベルシエール」だったり
「日本と似たような事してるんだなぁ」
だったけど
それは人が多いパリだからで、
それ以外の都市ではフルート奏者だけで群れるってのはあんまないようだ。
そう考えるとヨーロッパのフルート奏者は
アルトフルートを誰も持ってなかったり、コタトのバスが幻の名器だったり、
コントラバスフルートなんて存在すら知らないのも納得できる。
日本にはゴロゴロあるのに。😅
アメリカなんかは行くとこ行けばフルート合奏は盛んらしいけど、
みーーんなフルートで一本だけアルトがあるグループとか、そんなんばっかと聞いた。
もちろん、大都市では低音フルートの充実した団体もある…が多くはない。
フルート合奏!
とても魅力的だから世界中でみんなやれば良いのに。😁