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フルーティスト 神田勇哉の日記

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らららクラシックの収録でした。


集中しての4本撮り。








普段の私にとって "唇のケア" というのは、
寝る前にリップをゴッテリ塗るだけ。

フルートを吹く時は、
細かいコントロールできなくなる為、
使わない。





この日は、

「乾燥してる現場」で「長時間の収録」という
マイナス要因を忘れていたため、

ぼーっと過ごしていたら、

最後の方なんか唇がボロボロになっちゃって
いい音出んかった…







いつも生徒さんには、

「コンディションを保つのもプロの仕事ですよ!
自分のマイナスになる可能性は、
恥っから潰しておくのです。」

なんて言ってるのに…





アハハー

プロ失格だよぉ〜









ムシュ工藤重典の口伝には、こんなのがある。


「自分にとって調子悪い時の音でも、
人からしてみたら、いつもと変わらない音だし、

むしろ良い音にすら聞こえる事がある。」




うーむ、なるほど。

多くの生徒さんのレッスンと試験、コンクールを見てきた人のご意見だ。




…と、も一つ、


「ランパルのコンサートの開演前に
楽屋に挨拶に行って音出しを聞くと

必ず 絶不調。


…ほんで本番が始まってホールで聞くと

サイコーに絶好調なのだよ。」



おお、

特に音の綺麗さにはこだわらない私にとっては、
とても興味深い話だ。










とはいえ 現実に

自分の音が普段と違ってシャバシャバになると、
フォーカスが全然出来なくなるので、


やるきドン底だよね。下矢印






広いホールなら響きでどうにか誤魔化せるけど、

この収録は響かないトコだったんだよなぁ…。
クソゥ…








…なんて思ってて完成品をモニタリングしたら…



なんの変哲もナイ、いつもの自分だった…