ラグビーフランスリーグ「TOP14」第3節 | 斉藤祐也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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ラグビー元日本代表選手。東京高からラグビーを始め、明大に入学。卒業後はサントリー、コロミエ(仏)、神戸製鋼、豊田自動織機でプレー。日本代表は通算14キャップ。2003年W杯代表。2011年、引退。2013年 株式会社Ychante、株式会社コーディネーション・アカデミー設立。



ラグビーフランスリーグ「TOP14」トゥーロンvsブリーヴの一戦を大畑大介さんと解説させていただきました。

深夜3時半からのライブ放送のため、始まるまでは眠気との戦い。。。

ゲームは、中堅のブリーヴ(昨季8位)が25-21で競り勝った。
トゥーロン(昨季2位)は開幕戦にTOP14に昇格したバイヨンヌに敗れ、第2節でポー(昨季11位)には勝利するもののアタックで、まだかみ合わずにいる状態。

トゥーロンは、ゴールキック100%の成功率をキープし続けるハーフペニーは必須であるが、トライが取り切れず、本来の力が出し切れていない。
今回ホーム初戦だったことを考えると痛い敗戦だった。

ブリーヴは、第2戦にスタッドフランセに勝利し勢いに乗って迎えたトゥーロン戦。
序盤からディフェンス、ブレイクダウンが激しく、反則ギリギリのプレーをし続ける。
ゴール前のチャンスで反則を誘い認定トライ(反則しなければトライになっていたと判断)を取りきれたことが勝因となった。

長いシーズンを戦う上で選手層の厚さが重要になるが、序盤戦をどう戦っていくかが最も大きなテーマになる。
準備期間が少ないことを考えると、ゲームの中で修正し、ストラクチャーを確立していかなければならない。

互いにハンドリングエラーが多く攻守の切り替えが多かったこの一戦は、フランスラグビーの華麗なプレーの裏にあるアグレッシブな戦いが大いに見られたゲームだった。
荒々しさと華麗なるハンドリングプレーとランプレー。後者が期待されるが、実は荒々しさが本来のフランスの凄みであり、ここで打ち勝たないと勝機を見出せない。

トゥーロンは、五郎丸が出場し活躍が期待されるが、フィジカル、メンタル面が充実しコンディションをしっかり整えてデビューでしてほしい。

WOWOWラグビー