今日は新歌舞伎座純烈新春公演の千穐楽。

 

9月初旬に始まった明治座公演から続く新歌舞伎座公演、大千穐楽でもあり、そして私の誕生日でもある特別な日。


昨日の公演も胸がいっぱいになるほど興奮したのに、2日連続で大好きな純烈に会えるなんて、これまで経験ないし、こんな嬉しいことはない。そりゃ夜は眠れない。滞在先のホテルのジムで少し走ったり、ヨガをしたり、湯船で読書をしたりして、長い夜をそれなりに楽しみながら過ごした。


当日の朝は、明治座のセットリストを流しながら、身支度を整え、静かにそのときを待つ。開場までの時間が長くも感じたが、始まって欲しくない気持ちも半分あった。この公演で最後なんだと思うとなんだか切ない。


※ここで待ち合わせ


ただ今日は、いつもは一人参戦の私だが、私の初めての純友さんとなるお友達と新歌舞伎座前で待ち合わせ。私より少しだけファン歴は長いものの私と同じ岩永さん加入後のファンなので、テンションも心細さも共感し合える最高の仲間。11月のツーショット会でご挨拶、12月のクリスマスイブのディナーショーで再会、そして今日の待ち合わせ。


ファン同士でしか話せない占いの湯の話とか、ハイタッチ、グループショットのときの緊張感の拭い方、メンバーの好きなところなど、これまで思いが溢れちゃいそうなときは写真を眺めて紛らわせるくらいしかなかったのだけど、この溢れそうな気持ちを受け止めてくれるお友達とのこのおしゃべりの時間はすごく楽しく幸せだった。

 


さて新歌舞伎座に着くと、お見掛けしたことのあるマダムが勢揃いといった感じで活気づいていた。昨日3階席でお隣同士だったマダムにもお会いでき、ご挨拶もできた。劇場前では美味しそうなお弁当を販売する元純烈の友井さんもお見掛けすることができ、徐々に胸が高鳴る。


おしゃべりに夢中になってしまい、締め切りギリギリに誕生日ブースにて誕生日の申し込みを済ませ、お友達とはここで別れ、バタバタと席に着き、そして深呼吸。


いよいよ始まる。9月から私の全ての原動力となっていたこの純烈の舞台が終わってしまうという少し寂しい気分も手伝い、目頭が熱くなる。


※右が1月21日、左が1月22日分。年末に年額会員にもなったので1公演2枚ゲット。なぜか21日は2000番台、22日は1000番台。


今日は1階4列目4番という左端のお席。昨日もそうだったのだが、どういうわけか前方3・4列目あたりまでの両端の良席は空席で(チケット購入時には買えない状態だった)となっていて、それが幸い私の左側も全て空席、前方も空席だったため、開放感のあるお席で観賞となった。これで見納め、一瞬一瞬を目に焼き付けよう。

 

時間になると、私の心の準備とは関係なくいつもどおり幕は開く。「ニューヨーク、ニューヨーク!」と後上さんの歌声が響く。明治座から数えて8回目の観賞。ストーリーはもちろんのこと、歌もセリフも大方頭に入っている。それでもドキドキとワクワクは色褪せることなく、引き寄せられていくこの感覚、堪らない。

 

大千穐楽ということもあり、どのキャストさんもなんだか視線が高く、遠くを眺めるような眼差しに見えた。アドリブ部分はもうやり残すことはないという雰囲気で誰もがいい意味でやりたい放題、また客席もいつもよりも楽しんでやるぞという気合いにも似た雰囲気が漂い、千秋楽だからこそ味わうことができる臨場感を体感するそんな濃密な舞台だった。


後上さんや岩永さんはリーダーへの感謝をいつものアドリブに加えていて、それに反応するように客席から大きな拍手が湧き、また時折、歓声にも似た笑いも起き、舞台と客席の絶妙なやりとりがすごく心地良い空間だった。



※こちらは2部のラウンド後の舞台


そしてあっという間に最後のシーン。酒井さんが小川菜摘さんの肩を抱きながら「あかん、あかん」と言いながら声を詰まらせて歌唱する姿、それを見て「あかん」と言って泣き出す岩永さん、そんな流れの中でもこらえながらも自分の役割を全うしようと背筋を伸ばして歌唱する後上さん。白川さんだけはいつもと変わらず飄々と笑顔で振る舞う姿がなんだか可愛くて面白い。

 

純烈ディスコでは全てのキャストさんが並び、横山由依さん、小川菜摘さん、曾我廼家寛太郎さんからのご挨拶があり、それを噛み締めるように聞く白川さん、後上さん、岩永さん、酒井さん。時折、空を仰いだり、頷いたりして。観客の私でさえ、胸に響くご挨拶だった。そして「2部で会いましょう」と幕は下りた。


私は万感の思いを抱きながらトイレへと急ぐ。涙で崩れたメイクを直し、2部への準備は抜かりなく。だってラウンドが待ってるんだもん。


2部のコンサートの様子は次のブログで。