7日目は、この旅のメインイベントともいえる「ギリ・プラダクシナ」という歩く瞑想を実践。会話をせずにアルナチャラ山の麓約14kmを時計回りに歩くというものである。
南インドは11月でも25〜32℃の気温はあり、日中に実践するのはとても過酷になるということで、日の出前の4時30分に出発となった。
※早朝から小さな子どもも巡礼する
途中30分ほどのチャイ休憩をはさみながら約3時間弱でゴール。いつもランニングの練習をしているので、私にとってはそこまで大変なことではなかったけど、早起きと達成感でどっと疲れが出てしまった。
インドには、日々の仕事や家事の調整をしてようやく辿り着いたので、インド到着当初の高級ホテル滞在中からスパにいきたい、いきたいと呪文を唱えるように話をしていたら、旅の仲間がアシュラムの近くのサロン情報を共有してくださり、思い切って仲間を一人誘い、そのサロンへ行ってみることにした。
まずはお店に行って信頼できそうなお店であるかどうかを確かめることと、予約が取れることを確認せねばと思い、お店まで行ってみると、若い兄妹(妹さんは25歳とのこと)と妹さんの夫さんの3人で経営するサロンだった。
※近くにお寄りの際はぜひ!
雰囲気は街のマッサージ屋さんというようなところだったが、若い3人で誠実に経営に勤しんでいる様子だった。話をしてみると、これまで会ったインドの人たちとは違い、奥ゆかしく言葉数の少ない人たちだった。
そんな雰囲気から好感が持て、ここで施術いただくことにし、シロナーダ付 の120分コースを存分に味わった。
これがまさに至福の時間だった。浮腫んだ顔と身体、張ったお腹、この旅にきて体調がイマイチすっきりしない状態だったけれど、ここのマッサージを受けて、世界が開けたようにすっきりし、周囲がキラキラするように見えた。
やっぱり瞑想も気持ちいいけど、マッサージも最高!この2つが重なると最強だなと。
そんな満足感で終えた7日目。
同部屋の人たちもそれぞれに楽しみを見付け、インドに振り回されることなく、自分がしたいことを自分で探し出し、それを実践するという充実した日となった。ようやくインドに慣れてきたとそう思えた1日であった。