コロナ禍で外出できない毎日の中、私はステイホームをエンジョイしようとオンラインヨガとインド哲学のオンラインワークショップの参加に勤しんでいた。
そこで、ワークショップで学んだ事柄を復習を兼ねてまとめていきたいと思う。思考の整理を目的に。

<ヨガの創始シヴァ神の5つの秘密~ヨガのルーツを探る~>
2020年5月3日受講

スタジオヨギーのキミ先生によるワークショップ。キミ先生の体験とインド神話を元にシヴァ神とは何かについて知ることができた。ヨガを学び始めてもう10数年経つから、シヴァ神という言葉はよく耳にしてきた。けれどもシヴァ神とは何かと説明できなかったし、曖昧にしか把握していなかった。ヨガを学んでいるといろいろな神様の名前を聞くが、このワークショップを受けることで、神様同士の立ち位置というかそれぞれの関係性を整理することができたように思う、ほんの一部分だけど。またインドの神話を聞きながら、自らのダルマとカルマについて思いを巡らした。瞑想を改めてトレーニングとして学んだ数ヶ月前から自分のダルマについて考えることが多くなったので、ダルマの話はとても興味深かった。

①シヴァ神とは
ヨガを創始し、聖者たちに瞑想や真理を教えた神。インドでは多くの人に慕われ、テーマパーク的なシヴァランドみたいな場所があるとのこと。青い顔、青い姿で描かれるのは青い毒を持つ者であるからとのこと。帰依者に惜しみなく恩寵を与える。シヴァ神へ祈りマントラを唱えたら良いことがたくさん起こるかなと期待してしまう。
宇宙の誕生は、シヴァ神の意志によってヴィシュヌ神が現れ、ヴィシュヌ神のへそからブラフマー神が現れ、ブラフマー神が瞑想をして世界が現れたと、インド神話では言われている。そしてブラフマー神は創造を意味し、ヴィシュヌ神は維持、シヴァ神は破壊を意味する。三位一体の3神と言われる。南インドにはアルナチャラ山があるが、この山はシヴァ神が宿ると言われ、聖地となっている。
夫シヴァ神、妻パールヴァティ、子ガネーシャ。
私自身、まだまだ修行が足りないのかな、インド神話にはあまり興味が湧かない。

②カルマとダルマ
今生は過去生による行為(カルマ)の結果。今、この瞬間が来世を作っている。どんな事象もどんなものもどんな人も、今生による使命(役割や義務)がある。それがダルマである。ダルマに沿った行動は幸福をもたらし、ダルマに反した行動は不幸をもたらす。ダルマは人それぞれである。人は皆、カルマを持って生まれているが、帰依と信愛にて、自らの意志で運命を変えることができる。

③このワークショップから学んだこと
つたない自分も自信のある自分も、どんな心もどんな気持ちも大事にする。否定しない、受け止める。心を抑圧してはいけない。そして後悔のない行動をすること、自らのダルマを全うすることで幸せになり、良いカルマを受けること。また深刻になることは1番避けよう、常に遊び心を持っていよう。ひらめきは心が軽やかなときに訪れる。今を楽しもう。

写真は京都嵐山天龍寺の達磨絵の掛け軸。文面とは関係ありません。