受験前の「親の心得」とは? | Y’s Lab.

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当研究所は、すべての方を対象に、社会で生きぬくための有効なスキルをご提案、ご提供するための施設です。
臨床心理士が独自に開発したSSTプログラムを提供し、皆さまの「生きる力」の育成に尽力いたします。

スタッフのカズです。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年は、大きく体調を崩すことなく過ごすことができましたが、それなりに反省点もある1年でした。
今年は、昨年の反省を活かしつつ、少しでもお子さま、保護者さまのお役に立てるよう精進してまいりたいと思います。

さて、センター試験も近づき、この時期になりますと、大学入試に限らず、中学入試も高校入試も本番モードになっていきます。

入試直前というのは、受ける本人に限らず、それを支える保護者さまにとっても、ナーバスになりやすい時期です。
お子さまの勉強に向き合う姿勢、プレッシャーに押しつぶされそうな様子、一挙手一投足に一喜一憂してしまうこともあるのではないでしょうか。

1/5にYahoo!ニュースにも掲載された小学館が運営するHugKumの「【中学受験】ラスト1ヶ月切った!本当に必要だった「親の心得」とは?経験者に緊急アンケートで分かったこと」という記事では、子どもの中学受験を経験した保護者へのアンケート結果を掲載しています。

 親として気を付ける点は、感情的にならないことです。親だって人間ですし、不安になったりイライラしたり、気持ちが落ち着かないこともありますが、親のほうが自分自身の心を落ち着かせ、子どもを気遣いたいものです。
 親は、子どもを励ますためにも、自分自身のメンタルケアに気を付けることが先決。先回りして過剰に心配するのではなく、淡々と落ち着いてこれまで通り子どものサポートをすること、親自身が音楽や料理などでストレスを解消するなど、心のケアに努めましょう。
 反省の声が多いのが体調管理で、インフルエンザや新型コロナなど感染症対策はもちろん、寝不足にならないように気を付けたり、徐々に朝型へと生活リズムを整えたり、健康面での親のサポートは欠かせません。
といったことが書かれています。


入試目前のこの期間で、偏差値が大幅に上昇するということは、根詰めて勉強したからといって、ほとんどありえないといって良いでしょう。
できることといっても、過去問対策と苦手範囲の対策、基礎的な内容の取りこぼしの確認くらいではないでしょうか。

そうなると、少しでも精神的にも体調的にも良いコンディションで入試に臨めるかどうかというのが1番合格を左右する部分になるかと思います。
そのサポートをすることが保護者さまに求められることかと思います。

体調管理については、しっかりと栄養と睡眠を摂らせて、感染症予防をすると割と分かりきっていることでしょう。
もちろん対策していても、感染症になってしまうことはあるので、そこは運の問題なのかもしれません。

難しいのがメンタルケアです。受験のプレッシャーに押し潰されそうになっているお子さまを前にしたとき、発破をかけるべきか、優しく励ますべきか…
私自身、指導をしていて、この時期はどのように声をかけるべきか非常に気を遣います。
基本的には優しく暖かく接していくべきですが、気持ちが切れそうなときは厳しさも求められます。

その上で、記事にもあったように、まずは保護者さま自身も心身ともに健康であることが求められるということでしょう。
声のかけかたによっては、よりプレッシャーをかけてしまったり、やる気や自信をそいしまったりということになるかねませんので、注意していきたいところですね。

正月は今年も親戚の神社でお手伝いをしてきました。
その間、ラビちゃんは実家のケージで生活するのですが、慣れない場所では緊張するのか、とてもおとなしく、良い子にしていました。