集団ワーク | Y’s Lab.

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当研究所は、すべての方を対象に、社会で生きぬくための有効なスキルをご提案、ご提供するための施設です。
臨床心理士が独自に開発したSSTプログラムを提供し、皆さまの「生きる力」の育成に尽力いたします。

6月となり、プログラムも新しいものとなりました。

今月からの新プログラムテーマは「論理的思考力」です。

論理的思考力はよく注目されるものであり、生活していく上で欠かせない能力であると感じています。

とは言え、論理的思考力ができず感情だけで行動するのが子どもです。そんな子どもたちに、論理的思考力ノウハウのベースをスキルとして教えていく必要性を強く感じて、昨年度から温め続けていた論理的思考力を身につけるためのプログラム、LT(ロジカルシンキング)ワークを今月から実施する運びとなりました。

#紫陽花と雨

 

中学生以上のお子さま

●インタビュー・ワーク

「情」という漢字の書かれた紙を渡され、これをもとに講師と会話をします。

あるお子さまはこれを、「情け」ととらえ、自分の情けなかったエピソードを話してくれ、講師にはそういうエピソードはなかったと尋ねました。

また他のお子さまは「友情」ととらえ、友情の定義づけをし、それについての講師の意見を聞いてきました。他には「感情」ととらえ、喜怒哀楽のうちどの感情を一番感じやすいかと講師に尋ねてきました。

コミュニケーションが苦手なお子さまが多かったはずなのですが、気付けば、このような高度な会話ができるようになったことに心底驚きます。

いまではどこからどう見ても、コミュニケーションが得意なお子さまにしか感じられません。

実践→細かな気づきや指導→実践→改善点、注意すべき点の伝達→実践…この繰り返しの成果です。

 

 

小学校高学年のお子さま

●ロジカルシンキング・ワーク

論理的思考力を子どもに理解したもらうためには、まず三段論法の簡易版からスタートさせていくことに意味があると考えました。

三段論法を簡潔に書くと、AはB、BはC、だからAはCというように因果関係を明らかにしていくことです。

前文と後文の意味がまったく通じない文章を見て、その意味が通じるためにはどのようなことが推測できるのかという観点を3つ考えてもらいます。

そして、これらの観点から一つの仮説を見出していくという少し難しいワークです。

この少し難しいワークをいかに子どもたちに楽しんで実施してもらうのかが、最大のポイントとなります。

探偵になったつもりで、仮説を見出していく作業を実施しました。

 
 

小学校中学年のお子さま

●集団ワーク

文章は自分の欲しい内容だけでなく、いらない情報を読み捨てる力がなければ、欲しい内容にたどり着くことができません。

前回のワークではそのことを痛いほどに感じましたが、そのためには自分がなにの情報が欲しいのかをきちんと理解できなければならないのです。

~本日の指示例文~

「今日はゆかり先生の好きなものを作ってもらいたいと思っていました。ゆかり先生はフルーツが大好きなので、フルーツを作ってもらいたいです。そのことをカズ先生に伝えたところ、自分の好きなものをみんなに作ってもらうのはずるいと言われてしまいました。なので、あきらめることにしました。そこで、カズ先生がなにを作ってほしいと思っているのかを、さわこ先生のところに行き今日はくだものではなく何ですかと聞いてください。何度も言いますが、ゆかり先生はフルーツを作ってほしいと思っています。夏という季節を考えると「スイカ」を作ってほしいです。さて、みんなが何を作るのか楽しみにしています。

ゆかり先生は本当はフルーツを作ってほしいということを最初と最後にあえて出しています。しかし、今日作るべきものは中盤に書いてあるのです。しかもカズ先生に直接聞きに行くのではなく、さわこ先生に聞きにいかねばなりません。ちなみに、さわこ先生のもとに行きついた率は3割程度でした。
 
 

小学校低学年のお子さま

●理由探しのワーク~基礎編~

論理的思考力のベースとなるのは、「なぜ」という投げかけをどれだけできるかということです。

ある事象について、なぜそのようなことが起こったのかを複数考えていくワークです。

基礎編では「泣いているお友だちの理由」を考えてもらいました。

答えは無数にありますが、その中で、より一般的にあり得る解答に近いものを思考できるかどうかを見ていきました。

 

 

クリップDS Lab.発達支援研究所

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