個別コース | Y’s Lab.

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当研究所は、すべての方を対象に、社会で生きぬくための有効なスキルをご提案、ご提供するための施設です。
臨床心理士が独自に開発したSSTプログラムを提供し、皆さまの「生きる力」の育成に尽力いたします。

 

★今週のキラリと輝くお子さま★

ポイントワークの問題を作成する際、引っかかりやすいであろう、つまり特に注意して考えて欲しいポイントを必ず作るようにしています。しかし、ときには意図せぬところにミスが生まれやすい箇所があるという場合もあり、そこから講師が気づかされることもあり興味深いです。

今週は修飾語の選択をポイントにしていましたが、助詞の使い方につまずきやすいポイントがありました。「手紙書く」と書いて欲しいところを「手紙字を書く」と表現したお子さまが多かったです。手紙は紙にメッセージが書かれたものであり、すでに書いてあるものに文字を書き入れるというのは一般的ではありません。

こういった助詞の使い方で間違えないためには、言葉の意味や助詞との組み合わせでどういった意味合いになるかを理解していなければなりません。今回のワークを自力で答えられたお子さまは、こういったことが理解できているということになります。助詞は、しゃべり言葉では普段無意識で使っていると思いますが、それをとっさに意識して使いこなせるというのはすばらしいことです。

 

 

★講師の気づきから★

高学年以上のお子さまに実施している、インタビューワークですが、子どもたちからよく「難しい!」という感想を寄せられます。

先回「楽」という用紙のみを子どもたちの前に置いて、立ち去りました。

「楽」というテーマから派生できる事柄を想像し、講師のところに質問をしに来なければならないという困難な課題でした。

一番多い切り口は「最近楽しかったことはどんなことですか」なのですが、それはどのようなカテゴリーにおいて楽しかったことを回答すればよいのかという返しをさせてもらいます。

 

そこからは、「例えば先生は好きなことはどんなことですか」、「自分は音楽を聴いているときに楽しいと感じますが、先生はどうですか」など、テーマをより具体化していく作業へと進んでいくのです。

ところが、面白さと楽しさ、嬉しさと楽しさ、喜びと楽しみのの定義の壁にぶち当たります。話しの方向性は気が付くと、「先生の最近面白かったこと」や「先生が喜んだこと」へと変わり、「楽」というテーマの厳密性が失われてしまっているのです。

これらの定義を、しっかりと思考できる一貫性を保つことの難しさを感じている様子でした。

 

さらに、「楽しさ」という形で切り込んだ場合、その楽しさを別の表現に置き換えた表現が、講師の思うものとお子さまが思うものとが一致するのかが重要なポイントとなってきます。

そのためには、さまざまな例を出しながら、互いに会話を通じての別表現へと誘っていけねばならないのです。楽しさをワクワク感という別表現をしたお子さまがいましたが、私もその表現には共感することができたため、うまく私の楽しみポイントを見出すことができました。

 

難しいワークではありますが、日常生活ですぐに使用できるスキルが満載です。