集団コース | Y’s Lab.

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当研究所は、すべての方を対象に、社会で生きぬくための有効なスキルをご提案、ご提供するための施設です。
臨床心理士が独自に開発したSSTプログラムを提供し、皆さまの「生きる力」の育成に尽力いたします。

集団コース@豊田校

 

いよいよ12月となりました。

今年の講座も残すところあと2回です。

皆様が佳い年末年始を迎えられるよう誠心誠意頑張ります!

#街のイルミネーション

 

小学校高学年/中学生コース

●SST/ATの融合プログラム

講師による劇を観てた後に劇全体の集約、さらに登場人物の心情を汲み取り、課せられた課題について思考し、講師相手にロールプレイし、さまざまな力を培っていくプログラムです。

今回のテーマは「大事なものを壊され謝られたが、うまく対応できなかった子への対処方法」でした。

大切なものを壊されたとき、とてもショックだと思います。例え壊したお友だちに謝られたとしても、すぐには許す気持ちにはならないと思うのです。とは言え、許すことをしなければ、お友だちとの関係性は悪くなる一方となってしまいます。

お友だちとの良好な関係性を保つための方法をスキルとして学びました。

●SST@game

子どもたちにさまざまなゲームを実施してもらい、そのゲームの中で決められたルールや規則を守ることができなかった点を取り上げ、皆でルールについて考えていくプログラムです。

今回のゲームはルールの優先順位作成です。

講師があるゲームを実施。もちろんルールがないため、楽しくゲームができません。

そこで、ゲームを円滑に行うために必要なルールを思いつくだけ挙げてもらいましたが、数が多くなったため、同じようなカテゴリーのものをまとめることにより、皆が分かりやすく、覚えやすいルールを作成することができました。

 

 

小学校中学年コース①

●SST/ATの融合プログラム

講師の劇を見てもらい、それに対するロールプレイプログラムです。

今回のテーマは「大事なものを壊され謝られたが、うまく対応できなかった子への対処方法」です。

友達の大切な物をうっかり壊してしまった時、まず「謝る」という選択肢はすぐに出てくると思います。ですが、謝罪をされてもどうしても気持ちの切り替えが出来ない事もあります。

そんな許したいけど許せない気持ちになってしまった友達への声かけや、真摯に謝罪をしたけれども相手から許してもらえず苦悩している友達への声変かけを考えてもらいました。

どちらも日常生活の場面でよくある事だと思います。

それぞれの友達の立場に共感しながらも、どのような提案が出来るかを考えてもらいました。

●SST@game

子どもたちにさまざまなゲームを実施してもらい、そのゲームの中で決められたルールや規則を守ることができなかった点を取り上げ、皆でルールについて考えていくプログラムです。

今回のゲームはルールの優先順位作成です。

ゲームを行う中では色々なルールがないと、皆と楽しむ事ができません。最低限、どんなルールが必要なのか、そしてどんなルールがあれば友だちと楽しんでゲームを行う事が出来るかを講師が提示した10個のルールの中から、5つ選択してもらいました。

ルールの中にも、優先度の高いルールと優先度の低いルールがあります。

まず個人でどのルールが必要なのかを選択してもらい、その後グループでどのルールが優先度として高いかを話し合ってもらいました。なぜそのルールなのか、自分なりの考えを述べてその内容を共有してもらっています。

また、自分たちで選定したルールで行ったものの、上手くできないことが分かり、「こういうルールにしたら?」、「こういうルールだったら自分もできそう」など意見を出し合って、ルールを再び検討することができました。

 

小学校中学年コース②

●SST/ATの融合プログラム

「大事なものを壊され謝られたが、うまく対応できなかった子への対処方法」です。

誰にでもうっかり失敗してしまうことや、また、わざとではないと分かってはいても、相手によって傷つけられてしまうことがあります。

今回は、誠実に謝られたときに、自分の思いをきちんと伝えることの大切さを、ロールプレイを通して考えてもらいました。

「ごめんね」に対する返答は「いいよ」だけではありません。

言葉がうまくでないときは、その状態を伝えることも有効であると知るきっかけになりました。

●SST@game

子どもたちにさまざまなゲームを実施してもらい、そのゲームの中で決められたルールや規則を守ることができなかった点を取り上げ、皆でルールについて考えていくプログラムです。

今回のゲームはルールの優先順位作成です。

まず、講師も一緒に参加し、ゲームを実施しました。しかしそれには勝ち負けを判断する以外のルールは提示されておりません。

そこで、10個の項目を提示し、その中から、ルールとして有効なものを3つ選定しました。

ルールとして不要な項目も含まれているため、ゲームを想像しながら選定することが重要な課題となりました。

態度面に関する項目はすでに守れているから、ゲームを成立させるために必要なルールを優先するといったように、相談しながら優先順位を作成することができました。

 

 

小学校低学年コース

●SST/AT融合プログラム

「大事なものを壊され謝られたが、うまく対応できなかった子への対処方法」です。

大事なものを壊されてしまった子、謝罪をしたのに受け入れてもらえなかった子、それぞれの気持ちに寄り添い、優しい声かけをする練習をしました。

相手のものを壊してしまったら、つい傷つくことを言ってしまったら、すぐに謝ったとしても、受け入れてもらえないことは少なくありません。それぞれの立場にたって、どのようすれば、解決に導くことができるか検討しました。

●SST@game

子どもたちにゲームを実施し、そのゲームの中で決められたルールや規則を守ることができなかった点を取り上げ、皆でルールについて考えていくプログラムです。

今回は、楽しくゲームをするために必要なルールの優先順位の作成を行いました。

講師が用意した10個のルールが書かれた紙の中から、ゲームを成立させるために、最低限必要となるルールはどれかを考え、グループで話し合い、10個の中から3つを選択し、ゲームを実施しました。

必要だと思うが、自分たちの力では守ることができないと思ったルールについては、講師に代案を求めて、みんなが楽しくゲームを行えるような方法を探ることができました。

 

 

 

プログラム「SST@game」は、年末まで全5回に渡り、ルールに関係するあらゆることを実践的体得を目指して実施していきます。

~プログラム意図~

①ルールの必要性を認識する

②ルールを作成する

③ルールの優先順位を決める

④ルールを作成し、説明する

⑤ルールのあるゲームを作成する

 

簡潔に書くと上記のような流れで実施していきます。

今回は③を実施しました。

目の前にあるゲームに本当に必要なルールはどのようなルールであるのかを考え、それに適したルールを絞り込んでいく「優先順位を決める」ワークです。

 

全5回を一通り実施しても、何となく理解するような形になるかと思います。

しかしその何となくが大切なのです。

この何となくをベースにし、年明けから更にパワーアップしたプログラムが登場します!

 

全ては積み重ねなのです。

一つひとつ積み重ねていった先に、スキル習得が待ち受けています。

「千里の道も一歩より」を胸に、プログラム作成に精進致します。