いつもと変わらないくらいの時間で、
じいちゃんの待つ病院に着いた。
母に電話して、着いたことを連絡し
じいちゃんの待つ部屋に入った。
看護師さんが、看取りなので面会の時間は
制限なしですのでゆっくりお別れをされてください。
と伝えてくれた。
部屋に入ると、ばあちゃんがじいちゃんの横に座っていて
悲しそうな顔でこっちを見た。
「来てくれたね、ありがと」と。
じいちゃんは、優しい顔をしていて動きませんでした。
静かに眠るじいちゃんの手を握りしめた。
まだ、暖かくてぬくもりを感じられました。
でも、もう動くことはなくて少しだけ硬直しているようでした。
じいちゃん、冷たくてごめんね
っと言って握るけど、返事はもちろん返ってこない。
娘もじいちゃんの手を握ってくれ、涙してくれました。
息子は、部屋のドアの前に立ったまま
じいちゃんのそばに寄ることができず、
私の母にギュッと抱きしめられ、
胸の中で静かに泣いていました。