<全体概要>
○地元企業と連携した教育や就職支援等によって、
学生の地元への就職意欲を高める支援を実施。
〇「福井県出身である卒業生の高い地元就職率」、
「教員や医師等地域を支える優れた人材の輩出」が特徴。
(福井県教員数7,631名中本学卒業生数3,086名、
福井県医師数1,982名中本学卒業生数529名:いずれもH26年度実績)
<活用した政府の支援>
平成26年度補正地域中小企業・小規模事業者人材獲得等支援事業(中小企業庁)
<特徴的 取組・成果>
○地元企業の魅力紹介 • 福井県内企業見学バスツアー
• 個別企業説明会(H27年度県内企業・団体延べ32回開催)
• 合同企業説明会(H28年3月参加県内企業・団体115)
• 就職支援室に地元金融機関出身者配置(地元企業とのパイプ役)
○中小企業の魅力紹介
• 福井県中小企業団体中央会との連携
• 商工会議所と連携による企業説明会
• 企業訪問による人材ニーズ発掘
○地域とのネットワーク構築
• 福井県産業界や地域と密着した人間力育成事業の実施
(教育地域科学部:探究 ネットワーク、地域課題ワークショップ)
• 産学官連携本部協力会企業(県内企業195社)との連携
(会員企業による合同企業説明会実施)
• 福井県経営者協会がマッチングするインターシップ
• ふくいジョブカフェ等との連携
• 福井県との連携(“福井県モノづくり企業”見学バスツアー、ふくい雇用セミナーに 参加)
→これらにより、県内就職率38.0%、県内就職者274名(H27年度)となるとともに、
離職率も低い。(3年以内の離職率7.1%と全国平均31.0%を下回る)
<推進体制面>
▲地元での就職希望者に対しては、合同企業説明会や個別企業等説明会等、
地元企 業とのより多くの出会いの場を提供し、ミスマッチを防ぐきめ細かい支援により、
ほぼ 100%地元企業に就職。
▲地域課題ワークショップ等の授業を通じ、
地域産業界が必要とする資質を強化するとともに、社会人基礎力を育成。
▲就職支援室と教員が協働し、就職支援及び企業から評価される人材を育成。
▲地元企業のOB・OGと直接触れ合う機会や、現場見学をより多く設定し、
実体験による地元企業の本格的な魅力を理解。
▲授業や交流会を通じて、地元企業の社長等から直接話を聞くことで、
学生と社風との マッチングを図る機会をより多く提供。
<参考となる ポイント・示唆>
〇大学と自治体、地元経済団体、地元企業等との
密接なネットワーク構築による学生と地元企業をマッチングさせる取組を
きめ細かく粘り強く実施することにより、県内就職率38.0%、
県内就職者274名(H27年度)となるとともに、離職率も低い。
この事例を見て、元企業と連携した教育や就職支援等によって、
学生の地元への就職意欲を高める支援を実施することにより、
「福井県出身である卒業生の高い地元就職率」、
「教員や医師等地域を支える優れた人材の輩出」がその地域に留まり
その後の後輩達がそうなりたいと思って進学する人が増えると考えは
流石国立大学だなと思った。