6月11日(火)は、19時から20時まで、宮崎市内のグループホーム雁が音さんにて、
『認知症の人のためのケアマネジメント センター方式(以下、センター方式)』
の勉強会を行いました。
毎月第1火曜日19時から20時からの開催で、毎回1枚のシートを活用した演習方式です。
各人、今関わっている利用者の方(対象者がいなければ身内でも可)を対象にします。
今回は、『D-4』シート
を使いました。
センター方式は、シートの1枚目から順に使っていくものではなく、欲しい情報を目的的に収集していくものなので、この勉強会も私の好きなシート順(笑)というランダムな順番にしています。
D-4は、
『焦点情報(24時間生活変化シート)』という名称で、
◎「私の今日の気分の変化です。24時間の変化に何が影響を与えていたのかを把握して、予防的に関わるタイミングや内容を見つけてください。」
とあります。
『今』にフォーカスしたシートですね。
私たちが人を観るときというのは、自然と欠けているところに眼が行ってしまいます。
まずは、欠けているところが気になるわけですね。
長所ではなく短所、強みではなく弱みに眼が行ってしまうわけです。
そうして、短所や弱みを改善しようというアクションにつながっていきます。
ですがみなさんの毎日が改善ばかりだと考えると、どんな気持ちになりますか?
私なら気が滅入ってきます(^_^;)
私たちの一日だっていいことばかりではないはずです。
それでも何とか頑張れるのは、いいこともあるからではないでしょうか。
私の一日でいうと、
・朝、熱いブラックコーヒーを飲むとき
・本を読みながらお昼ご飯を食べるとき
・仕事が終わった後の一杯のお酒
何でもない場面ですがホッと一息つける気分がよいひと時です。
みなさんの一日で、気分がよい場面には何がありますか?
一見、気分が悪いように見える人でも、一日を通して観ると気分がよい場面があるかもしれません。
『本人にとってのいい一日』を支援するのであれば、
・気分が悪い場面を減らすだけではなく、
・気分がよい場面を増やすことも
支援の視点として持っておくべきだと思います。
また、気分が悪くても、よくても、影響を与えている事があるはずです。
とはいえ、それはなかなか分からないものだと思います。
そこが分かれば苦労はしませんよね(笑)
分からない場合は、他のシートで影響を与えている事を探ればよいと思います。
センター方式は影響を与えている事を探るためにシートを選択していきますが、選択シートが分からないときはこのD-4シートを3日くらいとると『影響を与えていると考えられる事』欄から選択するシートがみえてくるのではないでしょうか。
どのシートを選択すればよいか分からないという場合は、このD-4シートがお勧めです。
さて、私は今回も母を書いてみました。
3月23日(土)に自宅の庭で転倒・骨折して入院した母ですが、お陰様で5月22日(水)に退院することができました。
それから毎週子どもたちと一緒に様子を観に行っていますが、今回はそんなある日の一日を書いてみました。
すると、今後必要と思われるシートが見えてきました!
今後も必要と思われる情報を集めていきたいと思います(#^^#)
さて、これまでのシート解説は、こちらから見ることができます
よかったら、是非ご覧ください。
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