若い頃、
神さまを信じていなかった私が
個性的な家族のお陰で
たくさんの貴重な体験をし
いま、ここまで辿り着きました。
これからも進化し続けます。
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ブログの主な登場人物
ユータ２２歳。
専門学校中退後、おうち生活。
ハルナ１８歳。
高校中退。精神科入院中。
モト夫５０代後半。
天罰を受けて入院、やっと退院。
こんばんは～
今日は午後からハルナの入院する
遠くの精神病院へ向かい
午後２時前に着きました。
昨日、病院に電話を掛けて
病棟の看護師さんに
持ってきてほしいものなど
ハルナに聞いてもらおうとしたら
「本人が話すそうです」
と言われて
ハルナと電話で話しました。
その時に、
「明日、面会に行くけど
この前みたいに面会室で話をするのがいい
それとも
病院の近くのマクドナルドに一緒に行って
何か食べる
どっちがいい」
と聞いたら
「たまには外に出たい」
と言うので
マクドナルドに行くことにしました。
でね、迎えに行って
ハルナを連れて来られた看護師さんに
外出許可を取ってもらい
「今日はどこへ行くんですか」
と聞かれたので
「そこのマクドナルドです」
と私が答え
その看護師さんと
今、ゴジラとコラボしてるよね～
とか喋っていたんですよ。
もちろんハルナのすぐそばでね。
で、出口に向かって歩き出したら
ハルナが何を言ってるのか
よく分からないことを
ゴニョゴニョと
私に聞いたんです。
それは日本語とは思えない言葉で
まったく何を言ってるか分からなかったんですが
何となく
「何を食べるの洋食和食」
と言ったような気がして
「マクドナルドだからハンバーガーだよ」
と答えたら
すごく嬉しそうな表情になったのですよ
あれ、マクドナルドに行く事
分かっていなかったのかな
それとも
マクドナルドが何か
覚えていないのかな
と思いつつ
２人でマクドナルドに歩いて行きました。
駐車場に入るとハルナが
「ドライブスルーだ」
と言ったので
「そうね」
と言い、
ドライブスルーは分かるのか
と思いつつ店内に入り
同じものを２つ注文しました。
せっかくだからゴジラバーカーの
「チーズダブルてりやき」を
ポテトとマックシェイク(バニラ)のセットでね。
マックシェイクは
ハルナがいつも注文する定番だったからです。
ここでビックリな事が起こりました。
マックシェイクにストローを差し込み
飲み始めたハルナが
あれ
という様子で笑いながら首をかしげたのです。
それが
ハルナが初めてマックシェイクを飲んだ時と
同じような様子だったのです。
それで
「ちょっと力を入れて吸わないと
飲めないよ。
こんな風に」
と言って、私が飲んで見せました。
ハルナはマネて
ほっぺたを引っ込ませるくらい力を入れて
何度か試して
やっと飲む事ができました。
そして、あまりにも美味しくて嬉しい
初めて飲んで感動した
という顔を見せました。
あらーーー
これは
マクドナルドの記憶はなくなってて
始めて来ました、ってことね。
ハンバーガーはソースが垂れないように
包み紙の端っこを上向けにするのよ
と教えて
ちゃんと食べてました。
そしてもう一つ。
私はハンバーカーを食べ終わった時
少し手が汚れていたので
「手を洗ってくるわ」
と言って
フロアの端っこにある手洗い場で
手を洗いました。
今までのハルナなら
自分が手を洗う時は
私が先に行ったから場所は分かっているし
１人でさっと手を洗いに行きますよ。
でもね、
今のハルナは
「一回手を洗おうか」
と私が声を掛け
「こっちに手を洗う所があるよ」
と案内し
「こっちが石鹸で、こっちが水だよ」
と説明して
ハルナの手に石鹸を出してやり
ハルナの手を水道の方へ動かして
水で流しているのを見守り
「手はこのペーパーで拭いて
そこのゴミ箱に捨ててね」
と説明しないといけないくらいのレベルなのです。
ところでこれは実は社会福祉士の実習で
障害者施設に行った時、気づいたんですが
何でだか分からないけど
発達障害に関しては
私は相手の様子から
どんなサポートが必要か
わりと分かるようなのです。
重度障害の人は慣れていないから
ダメだけど
「預かり」に来ていた
発達障害の女の子に対しては
職員の方より私の方が
うまく対応できてるくらいでした。
発達障害の子供を産まれた時から育ててると
こういうレベルの時は
こうサポートしてたってのを
自然と思い出すみたい。
この前ハルナがウチに来たときも
やたら手がかかると感じていたんですが
今日は、ハッキリと確認できましたね。
まあ、それはともかく
ハルナはマックシェイクのバニラを飲み終えて
言いました。
「もう１杯飲んでもいい」
これには本当に、ビックリ
そうして２杯目はストロベリーを
嬉しそうに飲んだのでした。
「２杯も飲んでお腹大丈夫」
と聞くと
「まあ大丈夫でしょ」
とハッキリ聞こえる声で言いました。
ちゃんと返事ができる時もあるようです。
それにしても、
こんなにマックシェイクを喜んでくれるなんて
正直、私は嬉しかったわ～
本当に美味しそうで
満足そうだったんですもの
ハルナを病院に送り届けた時、
この前外泊した時と同じ
どうだったかという様子を問う
アンケートを書かされましたので
上記のような事を
簡単に書いて看護師さんに渡しました。
帰ってから、今日のハルナの様子を
ユータに話したら
以下のように言いました。
「ハルナは記憶が壊れたと言っていたけど
壊れたんじゃなくて
ごっそり無いんじゃないかな。
例えば、この１０年くらい」
あ、なるほど
「『ドライブスルー』を知ってたって言うけど
『ドライブスルー』って
店の表に看板があったんじゃないの」
あ、そうかも
ユータの言うことも仮説ですが
新しい気付きをくれます。
１０年前と言えばハルナは８歳です。
３月２４日が誕生日ですから
ハルナの８歳は、
小学校３年生なんですよ。
でね、ハルナが
なんとか文章が喋れるようになってきたのが
小学校３年生の時。
中学２年生くらいまで
外出先での初めてのトイレは
使い方が分からず
常に私がドアの外に
待機していないといけませんでした。
どこでも手洗い場やトイレが使えるのは
経験を積んできたからです。
でも、その経験が
たぶん今日の感じでは
少なくとも小学生くらいにまで
戻ってるみたいでした。
この前ハルナは
「母と兄と父がいたことは覚えている」
と言ってたんですよね。
４人家族だったのは
ハルナが５年生までです。
なんかこのユータの推論を
裏付けてますよね。
この前うちに来たハルナが
素直だけど幼くなったと感じたのは
間違いではなかったようです。
また育て直しなんだな～
と思いましたが
でも
消してほしい記憶だけ失くす
という訳には
いかないんでしょう。
ハルナが生き続けるためには
辛かった時期の記憶がない方が良くて
でも、失くした記憶の経験も
何か意味があって経験したことで
いつか戻るのかもしれません。
１７日で入院３か月になりますからね。
転院するには
今の主治医の先生との面接が必要だそうで
その日が決まったら
また行きます。
年末年始に引き続き
月曜日が成人の日でお休みなので
なかなか事が進みません。
とにかくもっと近い病院に転院して
しょっちゅう行き来できるようにしないと
育て直しはムズイわ
子育てのやり直しができるとは
ありがたいことです。
本当になかなか人が経験しないような
いろんな経験をさせていただいて
神さまに感謝です
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