鞍上は三浦皇成騎手に決定した。
鞍上に対する感想は、正直、諸手を挙げて万歳というわけではない。
しかし、G1未勝利の三浦騎手にとって、これは大きなチャンスであると思ってくれるに違いない。
そして、誰よりも勝ちたいと思ってくれているだろう。勝利への執念、そこに大きな期待をしたい。
その三浦騎手を乗せた追い切りは、決して悪いものではないように見えた。
何度かここでも言った、レイデオロの好調バロメーターである、追い切り先着。
今回はきちんと先着している。
なので、状態については、いいと思ったジャパンカップくらいの出来にはあるだろう。
伝え聞く話では、だいぶカリカリした面も見せて来ているということから、精神面でも少しいい頃を思い出しているのかもしれない。
しかしながら、正直なところ、レイデオロのデキは全盛時のそれではないと思っている。
一番の根拠は、ダービー、天皇賞・秋で100点満点をつけてくれた鈴木元調教師の馬体診断が95点だったというところではあるが、
今年の成績からも、レイデオロの力を発揮できていないところは明らかだろう。
そして、前走は明らかに走るのをやめてしまった。
私は上り35秒台で走れる馬場なら、レイデオロは辛抱できる馬だと思っている。
こうしたところから、今のレイデオロからは走る気持ちというのが薄れつつあると感じている。
今のレイデオロが全盛時にどれだけ近づけるかは、やってみなければわからない。
ただ、ラドラーダの子は一敗地にまみれた後、ムラなところが出るというのに、レイデオロ復活の鍵があるのではないかと期待したい。
ティソーナもレイエンダも大きく負けてから、走るのをやめることが増えた。
レイデオロもそうなのではないだろうか?
ティソーナもレイエンダも、全盛期のパフォーマンスとは言えないまでも、大敗した後に好走することもあった。
レイエンダの富士Sに至っては、強いレイエンダが戻ってきたと思わせるものだった。
だとしたら、レイデオロも気分良く走れれば、まだ自分の力を出せる可能性がある。
それを前提に、レイデオロの好走条件を探ってみたい。
まず、良馬場は絶対条件。しかしながら、日曜の中山競馬場の天気は微妙である。
昨日も書いたが、今は毎日、念を送っている。
渋ったとしても昨年の有馬記念くらいの馬場でやりたい。
そして、今日の枠順も大きな要素になる。
レイデオロ自身は4枠8番と昨年の勝馬と同じ枠を引いた。
昨年の有馬記念は正直、枠で負けた面もある。
もちろん、勝馬ブラストワンピースが完璧な競馬をしたというのはあるが、枠が逆であればとの思いは今も消えない。
もちろん外は嫌だが、内だとしても、宝塚記念やジャパンカップのような形になるのは避けたかったので、ほぼ理想の枠といっていいだろう。
ただ、枠の並びが微妙と思う。
キセキ、クロコスミア、そしてアエロリット。
行きたい馬が全部外になってしまった。
中途半端にスティッフェリオが内になったことから、先に挙げた3頭が内に切れ込んでくることが考えられる。
昨年のブラストワンピースのような競馬が理想だと思うが、あそこまで上手くいくかどうか。
あの競馬は敵ながら、なんで今回に限って完璧な競馬するんだよと思ったものである。
今年はアエロリットが飛ばす流れをキセキ、クロコスミアが追いかける展開だと思うので、
私としてはこの直後の位置で競馬をしてもらいたいと思っている。
というのも、レイデオロはコーナーでの加速力があまりない。
コーナーでポジションを上げていることができていれば、昨年の有馬記念で私は大きな夢を叶えたであろう。
なので、道中でそれなりの位置にいるしかない。
そのためには、スタートを決めてもらって、三浦騎手には掛かることを恐れずに出していってもらいたい。
大丈夫、出したとしても行きたい馬が3頭いるので、どれかは前に来てくれる。
その馬の外側の番手を取れれば・・・
そして、最終コーナーをなんとか、先行する馬の外側を回ってくるような展開になれば・・・
この外側というところは昨日書いているところであるが、
レイデオロは、やはり馬群に揉まれるのはダメだと思う。
本当に嫌だが、先のジャパンカップを何度か繰り返し見た。
確かにスタートから進んではいないが、終始窮屈なコースを選択しており、レイデオロにとって、走りにくいレースであったとも考える。
とにかく、レイデオロの気分を損ねないように乗ってもらいたい。
ここまで、前は意識しているが、後ろのアーモンドアイをはじめとした強敵達は気にしていない。
というか、気にしても仕方がないと思う。
レイデオロが勝つには、レイデオロの競馬をするしかないのだから。
レイデオロは決して常に一番の上りを使う馬ではない。
仮に一番の上りを使ったとしても、周りの馬もほぼ同じくらいの上りを使っている。
ましてや、今回の有馬記念は豪華メンバーだ。
レイデオロが彼自身のレースをしなければ、全盛時でも厳しい戦いになるだろう。
私は神戸新聞杯がレイデオロの理想のレースだと思っている。
あのレースを見た時、私はレイデオロの完成形を見た気がした。
正直、昨年の秋シーズンの2勝よりも、神戸新聞杯がレイデオロの底知れぬ強さを感じることができた。
あの時のような先行抜け出しのレースで、中山の急坂を迎えたい。
もし、レイデオロに走る気が戻っていれば、中山の坂はレイデオロに大きく味方してくれるであろう。
葉牡丹賞はレイデオロが最もインパクトを示したレースであると思っているし、
状態面が不安視された皐月賞でも、最後、すごい脚を見せてくれた。(ただし、上り一番はサトノアレス)
この坂で、レイデオロの名を叫ぶことができれば・・・
いや、是非とも叫ぶ展開になってほしいと心から祈りたい気分である。
ここまで書いて、ある馬の有馬記念がぴったりイメージに重なった。
そう平成最初の有馬記念、オグリキャップの有馬記念である。
オグリキャップほどのアイドルホースではないが、この有馬記念を前にした世間の声は非常に近いものがあると思っている。
オグリキャップはそんな声を自らの走りで打ち消してみせた。
令和最初の有馬記念、レイデオロにも、そんな走りを期待したい。
奇しくもそのオグリキャップと同じ4枠8番。
レイデオロはオグリキャップほどの全国民、全競馬ファンのアイドルホースではないとは思う。
しかしながら、私にとってはかけがえのない、最高の愛馬だ。
平成のオグリキャップのドラマを令和のレイデオロで見てみたいと心から願っている。
色々と考えているが、私の一番好きな年末のビッグレースに愛馬が出る。
次、いつこの機会に恵まれるかわからない、この幸せな時間を噛みしめていたいと思うとともに、
この夢の時間の終わりが少しずつ近づいていることを感じ、
待ち遠しい大舞台だが来てほしくないラストランまでの時を過ごすのだろうなと、
少し複雑な気持ちをこのブログに書き綴っている。