世界の長寿地域に学ぶ100歳長寿の秘訣 No.384 1月16日発

 

 イタリアののサルデーニャ島、ギリシャのイカリア島、沖縄の大宜味村(おおぎみそん)、コスタリカのニコヤ半島、米カリフォルニアのロマリンダの5ヵ所は長寿者が多く、世界のブルーゾーンと呼ばれています。この地域を調査した疫学者たちによると、ブルーゾーンに住む人々には共通した特徴があります。

 ①適度な運動を毎日続けること

 ②食事は腹八分目にして、過剰なカロリー摂取を控える

 ③植物性食品(野菜)を多量に摂る

 ④酒は、赤ワインを飲む

 ⑤目的意識をもって暮らすこと

 ⑥人生はスローダウンで生きること

 ⑦信仰心をもつ

 ⑧家族との生活を最優先する

 ⑨人とのつながりを大切にする

 私はこれに加えて、次の二つのことを、この本の最後に提案しておきたいと思います。

 ①何より本能の集団欲が大切

 ブルーゾーンの人々は、とにかくみんなで集まって、歌い、踊り、会食をするそうです。沖縄の三線(さんしん)に合わせて踊る姿を思い浮かべればよくわかるはずです。この本能の一つである集団欲が、健康長寿をめざすためには、忘れてはいけないもののようです。

 ②「笑う門には福来る」を忘れずに

 この地域の人々は、たいそう仲がよく、顔を合わせると笑いが絶えないといいます。

 現代社会では、仕事に追われて人付き合いがおろそかになりがちですから、近所付き合いは大切にしたいものです。

 何よりも大切なのは、家族関係です。

 二世代、三世代が、できれば一緒に暮らすことが、「助け合い」「労り合い」「愛し合う」ためには大切なことと再確認しましょう。

 

「病院にかかるお金がありません!最もかしこい医療費捻出の裏ワザ(幻冬舎)」

本の一部より