免疫列島に住む恩恵をフルに活用しよう No.370 12月27日発

 

 世界は、コロナとの戦いに疲れ果てて共生に舵を切りました。つまりウイルスと共生きていこう、そして免疫は集団免疫に委ねようという決断です。しかし、日本列島に住む我々日本人は、将来もウイルスに負けないだけの体質を維持できる環境に生きています。その恩恵に感謝して予防に努めれば、決してウイルスの猛威に負けることはありません。

*海と山に守られて生きていることに感謝しよう

 日本列島の周りをぐるりと囲む海、それに森林と畑がいたる所に存在する陸地、この風土は、我々の免疫を維持するためには最高の環境と言えるでしょう。

 そこからもたらされる食物こそが、ウイルスに負けない体力を作り出してくれます。

*魚と大豆のタンパク質を忘れてはいけない

 免疫力アップの基本は、タンパク質の補給です。

 自然免疫を担うリンパ球の中の免疫細胞に必要不可欠な物質はタンパク質です。つまり、日本人のコロナウイルスに対する強い底力は、この恵まれた列島の四季の贈りものから生まれます。特に魚と大豆製品が免疫力の維持に役立っているのです。

 なかでも大豆から作られる豆腐、納豆、がんもどき、高野豆腐、湯葉、おから、味噌、醤油などの伝統食品がおおいに手助けをしてくれます。

*野菜の抗酸化物質を積極的に摂ろう

 野菜の色素には、ポリフェノール、カロテノイドなど抗酸化物質が含まれており、またビタミンのA、C、Eなども免疫を高めるために大いに役立ちます。

*海の幸、山の幸が免疫を強くする

 寒流と暖流が流れる沿岸には、魚介類や海藻などが、実に多彩に見受けられます。これらがすべて我々の体の血となり肉となっています。また、山や森に育つ、山菜も実に豊富です。この山菜も、我々の免疫力と生命力を守っていることを忘れないようにしましょう。

 

「病院にかかるお金がありません!最もかしこい医療費捻出の裏ワザ(幻冬舎)」

本の一部より