7波終息の気配なく、8波到来か

 今年もあと残り3ヵ月になりました。

 コロナの第8波が、12月以降に襲来すると予想されています。

 しかし、その一方で7波が増加と減少をくり返し、すっきりしません。

 それでは、この一週間の世界の感染状況を、まず調べてみることに致しましょう。

 

感染率日本は依然として世界のトップクラス

 9月29日の世界の感染状況は次の通りです。

 (米国ジョンズ・ホプキンス大学及び日本の統計による比較)

 最初の数字は一日の感染者数、次の数字は1日の死者数

1位 アメリカ 感染者85,713人(人口約3億3480万人)死者1,233人

2位 ドイツ 感染者78,863人(人口約8390万人)死者94人

3位 フランス 感染者51,907人(人口約6560万人)死者36人

4位 日本 感染者42,181人(人口約1億2560万人)死者112人

5位 ロシア 感染者39,730人(人口約1億4580万人)死者107人

6位 イタリア 感染者36,795人(人口約6030万人)死者48人

7位 韓国 感染者30,846人(人口約5130万人)死者46人

8位 ブラジル 感染者15,902人(人口約2億1540万人)死者92人

 

人口比で比べると日本の感染率は確かに激減傾向

 日本の人口は12,560万人です。

 それに比べて、ヨーロッパ各国は7、8千万人と非常にわが国に比べると人口が少ないです。

 従って、感染率は確かに下がっています。

 ただ、この4万人近い感染者を出したまま、引き続き8波が襲来するとなると非常に危険だと考えざるを得ません。

 それに、一体何年コロナ感染が日本列島を襲撃し続けるのか、ということも不安になってきます。

 

ワクチン接種はどうなる

 現在、4回目のワクチンの接種が行われています。

 今打たれているワクチンは、従来型のウイルスとオミクロン変異株のBA.1

に効くワクチンといわれています。ところが7波8波のオミクロン株はすでにBA.5型に進化しています。オミクロン株はBA.1からBA.5まで非常に種類が多く現在の感染拡大の主流はBA.5です。今打っているBA1タイプのワクチンはこのBA.5にもある程度有効といわれていますが、やはりBA.5対応のワクチンを打つのが正当な接種方法ではないかと考えられます。米国では第8波に対してはBA.5タイプのワクチンを打つ模様です。今後わが国のワクチン接種がどのように行われるのか目が離せません。しっかりと情報にアンテナを張るのが感染予防のために大切なことだと思います。