抗体を確かめてからワクチンを打つべきです

 昨年の2月から今までにコロナワクチンは4回接種されてきました。

 つまり、18ヵ月の内で4回ということは、約4.5ヵ月に1回、ワクチン接種を多くの人は受けている計算になります。

 これは人類のワクチン接種の歴史上としては、類をみない多さだと思います。

 これほど打っても、コロナを排除できないわけですから、コロナウイルスの凄まじい感染力には、ただただ驚くばかりです。

 

インフルエンザ克服に100年

 新型コロナウイルスに何年かかるでしょうか。

 100年前、第一次世界大戦さ中に大流行したインフルエンザA型(スペイン風邪)は、その後50年の歳月を経て、ワクチンを開発。しかし、副作用が強く死者続出。その後50年かけて内服薬のタミフルを開発、それでようやくインフルエンザの大流行は収まっています。

 もちろん、今でもインフルエンザは、パンデミックを引き起こす可能性があり、油断は禁物です。

 それでは新型コロナウイルスは、どれくらいあと、その終息までは歳月を要するでしょうか。

 

ゼロウイルスかウィズウイルスか

 しかし、完全にコロナウイルスを殺傷すること、つまりゼロウイルスは難しいのではないかという識者もいます。いま世界は、ウイルスとの共生共存のいわゆるウィズウイルスの世界を目指そうとしています。

 このウィズウイルスの時代を生きていくためには、体内にどれくらいのウイルスに対する抗体が残っているか、常に調べておく必要があります。

 なぜなら、抗体が出来ていればウイルスの侵入をかなり抑えることが可能になるからです。

 

接種の期間ではなく、抗体の有無を目安にするべきではないのでしょうか。

 今、ワクチン接種は、5ヵ月の間隔を置いて打ち続けることが推奨されています。

 しかし、抗体が体に十分に残っていれば、ウイルスに対抗できる免疫力があるわけですから、ワクチン接種を慌ただしく打ち続けることは、あまり気にしなくてもいいのではないかと思います。

 それに、ワクチンにはサイドエフェクト(副作用)がつきものです。

 次から次へと接種することは、決して体の免疫にとってよいとは思いません。

 ワクチンを、いつ打つかを決めるためにも、抗体検査をたとえお金が少々かかる自費になっても、体のためには行うべきだと思います。