①この1ヵ月の死亡者数は確実に増えている
②8月1ヵ月で死亡者数3倍になる
8月1日のデータを見ると、1日の感染者数は、13万9687人で、重症者は合計428人。死亡者は1日93人でした。
それが8月23日には死亡者が343人に急増しています。
詳細なデータは入手できませんから、分析のしようがありませんが、とにかく、わずか20日あまりで、その数は3.7倍に急増しているのがわかります。
これは決して低い数値ではありません。
死者の数が増えていくということは、いかにコロナ感染の治癒が困難なものになってきているか、ということを示しています。
③決定的な治療薬、未だに発見されず、不安広がる
アメリカでは中等症以上の入院患者にはレムデシビル(エボラ出血熱の治療薬)や、 デキサメタゾン(商品名デカドロン)など、更に開発途上の治験用の薬などが使われていると報じられています。
しかし、わが国では治療薬の開発が進まず、一部報じられているような国産の特効薬も、なかなか認可されません。
この状態がつづくと、今年の冬に向かって更に重症者や死亡者が増えるのではないかと不安が募ります。