コロナに強い免疫列島に住む恩恵をフルに活用しよう

 

 世界の人々は、もう二年半もコロナのパンデミックで、心身共に疲れきっていると思います。この戦いにピリオドを打つために欧米の国々では、コロナとの共存共生を宣言いたしました。

 

免疫列島の恵みにあやかろう

 ウイルスとの共生のためには、我々人類の免疫力を強化して、コロナに感染しない体力をつけておかなければなりません。

 そのためには、生まれた時から具(そな)わっている体の自然免疫を維持するように努めましょう。その維持をするために、我々日本人は、最高の環境に生きているのです。

 日本列島の周りをぐるりと囲む海、それに森林と畑がいたる所に存在する陸地、この風土は、我々の免疫を維持するためには最高の環境と言えるでしょう。

 そこからもたらされる食物こそが、ウイルスに負けない体力を作り出してくれます。

 

魚と大豆の蛋白質を忘れるな

 免疫力アップの基本は、蛋白質の補給です。

 自然免疫を担うリンパ球の中の免疫細胞に必要不可欠な物質は蛋白質です。

 蛋白質に関しては、次の言葉を合言葉にしましょう。

『持続力は魚と大豆、瞬発力は肉類。』

 つまり、日本人のコロナウイルスに対する強い底力は、この恵まれた列島の四季の贈りものから生まれます。とくに魚と大豆製品が免疫力の維持に役立っているのです。

 なかでも大豆から作られる豆腐、納豆、がんもどき、高野豆腐、湯葉、おから、味噌、醤油などの伝統食品が大いに手助けをしてくれます。

 

野菜の抗酸化物質を積極的に摂ろう

 野菜の色素には、ポリフェノール、カロテノイドなど抗酸化物質が含まれており、またビタミンのA、C、Eなども免疫を高めるために大いに役立ちます。野菜は一日に500gを目標に摂取しましょう。